2016年5月8日日曜日

思想がないから、経営不祥事が起きる!

日清食品の株価連動社内食堂を批判した4月1日のこの記事ですが、とても人気があります。
→ 余りにも浅薄な経営観だ!

正に浅はか! と今でも絶句しておりますが、ダイヤモンドオンラインに私の心情を正に代弁する記事がありました。
この記事は、三菱自動車の不祥事に関して書いた記事ですが、日清食品も全く同じです。
→ 不祥事を繰り返す三菱自動車は理念を見失っている

(以下抜粋)
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経営者が毎日の仕事を懸命に遂行しているからと言って、松下幸之助さんのように理念の本当の重要性に気づくかどうかは別問題です。そこは自然の気づきを待つよりも「学ぶに如かず」。中国の古典を読む、松下幸之助さんや稲盛和夫さんの経営について書かれた本を読む、あるいは、経営セミナーなどに参加して経営の根幹を学んだ方が早いでしょう。
(中略)
私は理念を持って経営をしていれば、おのずと売上や利益のはあがると信じています。だから売上や利益が出ていない会社は信じません。しかし、理念もなく、売上や利益という、本来は目標であるものが目的化している会社はもっと信じません。つき合いたくもありませんし、そんな会社の商品は買いたくもありません。
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まず、経営理念の大切さを説いており、同時に売上げや利益を目的にしてはいけないと言っておりますが、このくだりは、貴公子の前記事の内容と全く同じです。
思いを同じくしてくれる人がいて、とても嬉しいです。

その意味で、株価連動食堂は、やはり浅はかですね。
また、リンク先の読売新聞の記事では、「先輩たちに貧弱な昼食を食べさすわけにはいかない。だから頑張る!」とコメントする新入社員の声が紹介されておりますが、いくら新入社員と言えども、ハタチ過ぎなんだから、少しは自分の頭で判断しましょうよ。
「オカシイ事は、おかしい。」と声を上げないと、我が国の経済界は沈没する一方になります。

日本人の最大の欠点は、上に対して、従順過ぎる事だと痛感しております。
「いい意味での不良社員がいない!」ことが、我が国企業の最大の欠点となっておりますね。
東芝の粉飾も、三菱の不正も従業員は、その辺の優等生中学生と同レベルで、ただただ従順なだけで、「それはオカシイ!」と、上に食って掛かる奴が、誰もいない訳です。
このかったるさに対して、何だか、イライラしてきますねえ。。。

ここまで、我が国の経済界って、ダメでしたっけ? 
嘆かわしい事態です。

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