2009年7月17日金曜日

ITの難しさを改めて認識した!


今日は、少し仕事の話を。
私の仕事は、一般的に言えば、IT関係ですが、もう少し詳しく描写するならば、
Network Security(主にLAN側)のプロという事になると思います。
従って、Firewallとかルーター、各種サーバー構築等が主な業務となっております。
10年位、IT関係の仕事をやって来ております。
最初の数年は、FirewallとかRouterが、Network Securityの技術的な核だと思っておりました。
そして実際に、ルーターやFirewallの概念を十分に理解するまでに、本当に苦労しました。
一方で、サーバー構築と言うのは、最初の頃は、結構、ナメていました。
Network管理サーバーの本質とも言える、WindowsのDomain Controlサーバーや、
Fileサーバー、プロキシーサーバー、DNSサーバーの構築管理も、「Router管理程の取っ付きにくさは
ない。」と当初、思っていたからです。
(これは、今となってはかなり的外れな思い込みで、DNSとかWinsの概念を理解するのには、実際苦労
したし、簡単に見えるFileサーバーの設定(アクセス権設定等)も意外に奥が深いのに、その後、驚く事になります。)
 
そんな中で、5年前に出会ったのが、当時のMetaframeアプリケーションサーバーでした。
(その後のCitrixサーバー、現在のXenappサーバーです。)
初めて触れたのは、5年前ですが、兎に角、何が何だかさっぱりわからなかった。
インターネットや書籍で、いくら調べても、何が何だかチンプンカンプンと言う状態でした。
Network Securityの専門家が運営しているサイトでも、「Metaframeは使いにくい。」
と言う記載はよく見るし、私もずっと、「Metaframeはバグばかり。」と信じて疑いませんでした。
3年位前に、再度、本格的に設定する機会があったのですが、マニュアル通りに、最低限の設定をして、
お茶を濁したと言う苦い経験があり、私も心理的に「Metaframeには関わりたくない!」と
つい最近までずっと思っており、毛嫌いしておりました。
そんな中で、ごく最近、どうしてもこのサーバーを新規に設定しないといけない事態に追い込まれ、
いやいやながら、最近、2台のXenappサーバーを構築設定しました。
 
今回は、幸いにも詳しい人から、適切な助言を随時もらえたという幸運はありましたし、私の知識経験
も深まっていたので、苦労はしましたが、プロとして恥ずかしくないレベルで、何とか構築できました。
 
この5年間のCitrixサーバーとの格闘を通じて感じたのは、ITの奥深さと、壁にぶち当たっても、何年も努力していると、「何事もある時、突然、理解できる時期が来る!」と言う当り前の真理です。
「何事も諦めてはいけない!」と改めて、痛感した次第です。
 
Xenappサーバー構築で悩んでいる多くのエンジニアに、助言をするとすれば、Xenappサーバーを理解する為の近道は、下記だと思います。
ご参考にしていただければ、幸いです。
1)Windows Terminalサーバーの機能とか役割をもう一度、整理する。
2)XenappのクライアントライセンスとWindows TSCALのライセンスの仕組みに関して、
  改めて知識整理をする。 また、ライセンスサーバーの概念をよく理解する。
3)Windowsのプロファイルの概念をよく理解する。
4)IE(特にAdd-onやSecurity Setting)に関して、よく勉強する。
5)NATやIPマスカレード等のNetworkの知識も当然必要なので、Networkの知識も整理する。
 
上の様に、改めて整理すると、Citrixサーバー構築には、Network全般とWindowsサーバーに関する深い
知識が必要な事を改めて痛感します。
兎に角、5年越しの悩みが今週、解決できました。
何だかすっきりしたなあ。。。。
今回の構築成功で、Network Securityのプロとして、一皮剥けたと自己満足をしております。
 

0 件のコメント:

コメントを投稿