2009年11月14日土曜日

若者Zへ。海外現地採用についての回答です。

東南アジアでの現地採用に興味のある、若者Zへ。

メールをありがとうございます。
気晴らしで書いているブログとは言え、コメントを頂けるのは、やはり嬉しいです。とにかく、有難う!

さて、頂いた長文のメールをよく読みました。
非常に、しっかりした文章であったし、若者特有のいい意味での無謀さも感じました。

マニラでの現地採用の道を選んだ当時の私も、今の貴方の様に、ある意味、精神的に追い詰められていたし、「
海外で働く事(逃げる事)」で、局面の打開を考えました。
そして、自分なりに、局面を打開できたと考え、4年後に帰国しました。私は、あの4年間で、自分のやった事(実績?)に、
満足しているし、同時に、「よくあんな無茶ができたなあ?もう絶対にしたくない。」との思いも、今となっては強いです。

さて、こうした事を踏まえて、貴方に対し、「東南アジアの現地採用で、私と同じ様に局面打開をして下さい!」と言うのは、簡単です。
ただ、私の中に、「そう簡単に返事をしたくない!」と言う強い気持ちもありました。「なぜ、『挑戦してみなさい!』と簡単に言えないのか?」
と考えている内に、返事が遅れてしまいました。
今、やっと、その理由が分かりました。
(意外なことに、格闘技友達(拳友)の一言から、分かったのですが。)

と言う訳で、返答します。
「貴方の様に、ある程度、日本で経済的、社会的(学歴、職歴と言う意味)に恵まれている人は、
海外で現地採用の道を選ぶべきではない。精神的に追い詰められているなら、他の道(他社への転職、他業種への転職等)を探るべきだ!」

こう回答すると、貴方はおそらく、「貴公子さんだって、無茶をして、結果オーライだったじゃないですか?
なんで、俺には反対の事を言うのですか?」と反論するでしょうが、理由は単純。
誤解を恐れずに、言うのなら、「俺(貴公子)だから、出来ただけの話で、普通の人間は、マニラで沈む。
だから、貴公子と同じ事をする事を薦めない。現地採用をリコメンドすることは、簡単であるが、同時に無責任にもなるから。」と回答します。

よく考えてみてください。
最終的には、貴方の判断です。
あと、フィリピン現地採用経験ストーリーの更新が滞っており、すいません。次回の更新(激闘マニラでの4年間、第3章)では、
現地採用の現実を書きますので、そちらを読んで見るのも、役に立つかもしれませんよ。
よかったら、またメールください。
では、いい週末を!

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