2010年2月27日土曜日

TOEIC Listening 満点の英語力(笑)

自称「真剣、英語学習者」のCさん、メールを有難うございます。

やはり、英語系の話題は、反応が高いですね。。。。

ところで、早速、頂いた御質問に私なりに答えたいのですが、私は英語のプロでも、英語教師でもないので、適当に聞き流してくださいね。(多分、沢山、間違っております。)

私も、Cさんの様に、TOEICのListeningセクションで300点台前半(495点満点)の時がありました。
今から、15年前位の20台前半の頃です。
そのころは、「満点を取る様な人は、どんな人なんだろう?」とか、「きっとCNNとかBBCを完璧に聞きとって、ハリウッド映画も字幕なしで理解出来るんだろうなあ。。」と無邪気にも思っておりました。

しかし!
自分で満点を取ってみてわかりました。「夢を見すぎた!」と。
相変わらず、CNNとかBBCは難しいしですしねえ。

WORLDニュースに関しては、アナウンサーの発音がクリアなので、集中して聞けば、聞き取れますが、Larry King Liveの様な討論番組で、出演者の声がかぶったり、スラングが多用される会話には、ついていけません。

ましてや、映画は全くとは言いませんが、字幕なしでは理解できません。
TOEIC Listening満点の実力なんて、こんなモンですよ。
逆に、Readingに関しては、Economistや、Washington TIMESの様な高級紙は、たまに辞書を使う程度で、完璧に理解出来るし、小説もまあOKです。

と言う訳で、行っちゃ悪いけど、巷には、TOEIC600とか700で、「英語には不自由しない。」とか、「英語は簡単だ!」とか言う人がよくいますが、

ここに宣言します。「そんなのあり得ない!」と。
以前、フィリピンの日本企業で、IT Managerをしている時、「スキュバーが好きだから、フィリピンにきました。Internetには詳しいので、IT部門で採用してください。」と言ってきた日本人の若者がいました。

Internetに詳しいと言うから、「Windows IISとか、Linux Apachサーバー、DNS名前解決システム、暗号化や、IPVPN設定を含めたNetwork構築に深い知見があるのか?」と期待したのですが、全くの期待はずれでした。(笑)

(2003年、採用の面接で@比国マニラ)
貴公子(面接官) : 「Intenetに詳しいと言うのは頼もしいなあ。Netは本当に難しいよ。僕はIISの設定がよく分からないんだよね。」

若者  : 「???」

貴公子 : 「Internetって、ところで、何なんだろうね。世界的なDNSシステムをベースにした専用Networkと言う認識で良いのかなあ???」

若者  : 「Internetなんか、簡単ですよ。だって、僕は家のPCから、2チャンネルに書き込みしてますもん。2チャンネルとか使った事ないですか???」

貴公子 : 「は???」

若者  :  「フィリピンにいながら、サンスポのホームページが読める。それがインターネットです。」

貴公子 :  唖然。。。「では、7層構造とか、名前解決の観点から、Internetを説明してみてください。」

若者  :  「なんですか、それ??? 兎に角、2チャンネルとかサンスポをフィリピンから読める訳で、それがインターネットですよお。」

貴公子 :  再度、唖然。。。「ところで、どうしてフィリピンに来たのですか?」

若者  : 「スキューバーが趣味なんですよ。毎月、日本から来るのもタルいから、こっちに住もうと思ってます。え?土曜日は休みではない???  え~~~!それじゃあ、マニラからダイビングスポットに、毎週、スキューバーに行くのはキツイなあ。。。まあ、いいや。日曜日に使う車は、ドライバー付きでつけてくれるんですよねえ。」        

貴公子 : (内心、怒り心頭!でもそこは、大人なので) 「すいません、これから別の会議なので、今日の所は、とりあえず、お引き取りをください。後日、電話しますね。」

貴公子から言わせれば、TOEIC600とか700で、英語を語る人間も、この若者と同レベルです。
(ハワイのBARで、"Hi, Beer Please! Yeah, Budweiser,cold one." と言えたからと、英語を使えることにはならない。)
勿論、英検1級 & TOEIC970の私も、英語を語ることなど、怖くて出来ません。
それ程、英語は深いものですよ。
お互いに、英語力アップの為に頑張りましょう!

0 件のコメント:

コメントを投稿