2010年3月7日日曜日

韓国の新聞記事に思う。


韓国のインテリが読む新聞として、韓国内で有名な朝鮮日報と言う新聞があります。
私は、この新聞も、International Herald Tribuneとか、Guardian  Unlimittedとかのサイトと同じ様に、
日々Watchしているが、今週、2つの記事が目を引いた。
韓国語版だけではなく、日本語版があるので、皆さんにも読みやすいと思いますので、是非、どうぞ!
 
一つは、「日本は韓国に学べというが」と言う経済記事。
ココです→ http://www.chosunonline.com/news/20100306000008
(以下、引用)
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日本経済新聞は4日付紙面に「世界に躍進する韓国企業に学ぼう」と題する社説を掲載し、「韓国勢の強さを謙虚に受け止め、
学ぶべきものは学ぶ必要があるのではないか」と指摘した。同紙は韓国企業の強みとして、大胆かつ迅速な経営判断、高付加価値製品を
集中して投入する販売戦略、先進国をはじめアジア・アフリカを含む新興・開発途上国市場の攻略を挙げた。
経済誌・日経ビジネスも最近、「日本製品を真似することから始まった韓国の製造業が、今や価格競争力と品質の面で
日本を凌駕(りょうが)する力を備えた」と称賛した。
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正しいと思う。
最近、携帯電話はもとより、建設業や家電、自動車といった日本企業が十八番としてきた分野での韓国企業の躍進が凄まじいのは、肌で感じております。
私が見る限り、家電に関しては、韓国企業製品は、日本製品に比べ、値段が安い。
製品の性能は、ごく一部の最高級モデルを除けば、全く同等。
デザインとかは、日本製品の方が優っているとずっと言われていたが、私から言わせれば、それも最近はかなり怪しい。
私の周りのビジネスマンは皆、「彼らとはマーケットが違うよ!」とか言って、簡単に考えているが(脅威とは考えていない様だが)、
この楽観主義は、日本企業の命取りになると危機感をもっている。
「我々日本企業は、どうすればいいのか?」を真剣に考えております。
 
もう一つは、この記事。(日本列島の涙)
ココです→ http://www.chosunonline.com/news/20100301000033
(以下、引用)
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 日本の涙は初めてではない。浅田の涙がオリンピックが涙の競演を締めくくったといっても過言ではないのではなかろうか。
銅メダル(フィギュアスケート男子)を取ったと泣き、4位入賞(モーグル女子)したと泣き、8位(カーリング女子)だったと涙した。
競技中にシューズのひもがほどけた(フィギュアスケート男子)といってはまた泣いた。
涙さえ流せば、国民が「金メダルだけがメダルじゃない。入賞しただけで大したものだ」と慰める。
ならば「これではいつ金メダルが取れるのか」とさえ思えるほど、日本は気質が弱々しい。
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最後の言葉、「日本は気質が弱々しい。」は痛い。
ただ、正しい。
最近の日本人は、情緒過多! 泣き過ぎだと思う。
上の記事にもあるが、上村愛子、織田信成、高橋大輔、そして浅田真央とみんながみんなすぐテレビの前で泣くし、
それを美談にするマスメディアも馬鹿っぽい。
泣きながら途中辞任する首相(安倍晋三元首相の事)や、アメリカのDealerの前で泣いたトヨタ社長(日本の新聞は「男泣き」と好意的に書いた)
は、日本国民として恥ずかしい。
「どんなに辛くても、苦しくても、決して人前で泣いてはいけない。」と言うのは、世界の常識だし、日本でも少し前まではそうだったハズ。
どうして、どいつもこいつもすぐ泣くのか?
そして、涙を、すぐに美談に仕立てる日本メディアの馬鹿っぽさに怒りを覚える。
 
(こうも書かれております。)
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今の日本に必要なのは激励よりは反省と分析ではなかろうか。浅田はライバルの演技を無視したキム・ヨナの度量から学ばなければならない。
しかし、感じられるのは涙に対する激励と慰労だけだ。皮肉を言っているわけではない。浅田がいなければ、キム・ヨナの
金メダルもこれほど輝かしくはなかったはずだ。トヨタがいたからこそ、現代もここまでやってきたのだ。韓国は厳しいライバル日本がこれからも必要だ。
涙が目からこぼれ落ちないように冷静に自分を改革しようとする健康な日本を見たいものだ。今は涙が多すぎる。
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上記2つの記事を読んで、改めて、日本の将来が心配になってきた。

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