2010年5月9日日曜日

ふざけ過ぎの「日経テスト」!

冗談が過ぎる!
と言うのも、日本経済新聞がやっている「日経テスト」とかいう公開テストです。
公式サイト → http://ntest.nikkei.jp/


(以下、引用)
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日経TESTは日本経済新聞社と日本経済研究センターが主催するテストで、正式名称を「日経経済知力テスト」といいます。
TESTは経済知力テストを英訳した「Test of Economic Sense and Thinking」 の略称です。
経済知力は、経済の仕組みや流れを理解し、新しいビジネスを生み出す能力を意味します。
これからのビジネスリーダーを目指す人材に求められる必須の能力です。
日経TESTは、ビジネスの世界に入ろうとしている人々から、ビジネスの世界ですでに活躍中の方々まで、
ビジネスに携わるすべての人々を対象に、経済知力がどの程度備わっているかを測ります。特に若い方にとっては、
次代のビジネスリーダーになるための最初のステップと位置づけられるテストです。公開テストの受験料は5250円(税込み)です。
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サイトには、例題なるものも載っているが、下記の様な馬鹿な問題に答えられる人間が「ビジネスリーダーを
目指す人材に求められる必須の能力」があることになるのであろうか???


(公式サイトに載っている例題) 因みに、4択となっている。
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「商品注文時などに、店舗スタッフが歌を歌ってくれることで有名なのはどこか。」
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まあ、日経も日経だが、こんなふざけたテストを5000円も払って受験する個人や企業がいるから成り立っている訳で、その意味で言葉を失う。
そもそも、日本経済新聞社という単なる一メディアの分際で、「ビジネスに携わるすべての人々を対象に、経済知力がどの程度備わっているかを測ります」とは、
随分と態度がデカイじゃないか。(笑)


それにしても、日本人の検定試験好きも異常ですなあ。
ビジネス遂行に必要なのは、マニアックな知識や、ましてや雑学ではなく、健康な肉体と、健全な精神、そしておかしい事をおかしいと言えるだけの勇気と、
その仕事遂行に必要な特殊知識のみ。
特に、肉体的な健康と、精神状態の安定こそが、ビジネスマンとして、最重要な筈。


こうした雑学テストを、企業ぐるみで受験し、有り難がる企業の精神的未熟さを憂う!
また、いい年して、こうした検定試験を有り難がる、「学生時代のガリ勉体質」から脱しられない我が国の企業人が、
「あの煮ても焼いても喰えない様な」タフな中国ビジネスマンと、本当に国際ビジネスで戦えるのであろうか???
日本のビジネス界の行く末を憂う!

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