2010年5月31日月曜日

週刊貴公子 (5月第4週) 

一週間の気になるニュースをPICKUPする週刊貴公子の時間です。(笑)
今週は、盛り沢山でしたね。

1)朝鮮半島での緊張感が高まっております。
  中国東北部の朝鮮族居住エリアでは、「6月4日か5日に、開戦する。」との噂が流れてい
る様です。
  余談を許さない状況です。

2)メキシコ湾沖のBritish Petrolatum(BP)の石油Platformでの原油流失事故は、事故
発生から2ヶ月近く経っているのに、まだ全然解決出来ません。
  状況は悪化する一方ですね。
  期待された「TOP KILL作戦」も、5月29日のBPのホームページで、失敗したとのレポートがアップされております。
  このまま流失が続くと、メキシコ湾の生態系に致命的な影響が出るでしょう。
  心配です。
  
  BPのホームページはここです。(常時、原油流失事件の顛末がアップデートされており、必見です。)
  → http://www.bp.com/bodycopyarticle.do?categoryId=1&contentId=7052055
  (5月29日アップデート分)
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  Update on Gulf of Mexico Oil Spill - 29 May BP started the "top kill" operations to stop the
  flow of oil from the MC252 well in the Gulf of Mexico at 1300 CDT on May 26, 2010.
  Despite successfully pumping a total of over 30,000 barrels of heavy mud, in three attempts at rates
  of up to 80 barrels a minute, and deploying a wide range of different bridging materials,
  the operation did not overcome the flow from the well.
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3)日本の政局関連では、社民党の連立政権離脱ですね。
  この件に関しては、いくらでも報道されておりますが、少し違った視点から、分析したい。
   
  まず、事実関係は、下記の朝日新聞の記事がコンパクトにまとめられていると思います。
  http://www.asahi.com/politics/update/0530/TKY201005300137.html
  (以下、引用)
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  社民党は30日、東京都内で全国幹事長会議と常任幹事会を開き、米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の
  移設問題で福島瑞穂党首が消費者担当相を罷免されたことを受け、連立政権からの離脱を決めた。
  普天間移設問題では28日、鳩山由紀夫首相が「辺野古」移設を明記した閣議決定への署名を求めたのに対し、
  「国外・県外移設」を掲げる福島氏が署名を拒否。両者の対立は解けず、首相が福島氏を罷免した。
  社民党内では党の主張を訴えた党首が罷免されたことから、国会議員や地方組織の間でも連立離脱論が高まっていた。
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  私は、民主党支持者でも、ましてや社民党シンパでもないが、少なくとも、この理由での連立解消には反対です。
  最近のマスコミも世論も、ZERO Tolerance(忍耐力ゼロ)の感があり、不安を感じているのですが、
  本件が、世間の忍耐力の無さを象徴している様に感じられ、薄気味悪い!(笑)
  どういう事かと言えば、辺野古で対立して、党首が罷免(クビ)になるのは止むを得ない。
  だからと言って、すぐに連立解消なのであろうか?
  政局は、それ程、単純なのであろうか???
  海外ビジネスでも常にそうだが、どうしても譲れない点で顧客や業者と対立して、誰かをクビにしたり、
  特定の個人に責任を取らせたりしながらも、それでもなんとか回してゆくと言うネチッこさが無ければ、仕事にならない。
  今回の件で言えば、社民党の怒りはよく理解するが、「だから離脱!」と言うのは、あまりにも単純である。
  政治が劇場型になっている様で、不安だ。

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