2010年7月29日木曜日

職場は"俳優達"にとっての単なる舞台に過ぎない!(ビジネス論)

ある人からのメールを読んでいて感じるのだが、「日本人のビジネスマンの多くは、仕事の定義を間違っている。」と最近、痛感する。
現在、6社目勤務の貴公子(日本企業が4社)であるが、どこの日本企業でも違和感を感じるのは、「たかが仕事を、複雑に考えすぎる!」と言う事。

例えば、一社目の北海道拓殖銀行小樽支店であるが、私が叱責されることの90%は、「お前は人の気持が分からない。」との罵倒でしたなあ。。。(笑)
ある融資先企業がありましたが、そこに対して、「融資回収をすべきだ!」と申請書に書いただけで、「あの社長の涙を見て、何も感じないのか???」とか、「あの会社は、3代前の融資課長で、今は本社役員の〇〇常務が育て上げた融資先で、それにケチを付けるとは、お前は何様のつもりだあ???」とかと、コメディーに近いような罵倒を散々、受けました。
こうした「人の気持至上主義文化」は、それ以降の会社でも同じです。

最近、日本人には、「変な事をストレートにオカシイ!と言う精神文化がないのではないか?」と心配になってくる。
あるいは、あまりに気が弱すぎて、自分の意見も言えなくなっているだけが現実であるのに、それを自覚せずに、「俺は周囲への配慮が高い!」と美辞麗句で誤魔化そうとしているとも言えると思う。
「あくまでも、人の気持が最重要」と、全面に出し過ぎて、日本企業全体に、ビジネスに必要なある種のドライさが欠けていると危惧する。

たかが会社である。
利益集団である会社は、単に、利益を生み出し、雇用を創出し、税金を国家に収める事以外の目的はない。
人の気持と言い過ぎて、最近は会社だか、NPO法人か何かの福利厚生集団なのかの区別が、つかなくなっている組織が多すぎると思う。
こんな事だから、世界でのビジネス競争に負けてしまうのだ!

「ただ、ドライであれ!」とだけ、最近は会社でもシャウトしている。
「人の気持を考えたいなら、NPO法人にでも転職しろ!」と、一日10回以上は、社内でシャウトしております。(笑)
このレベルから、日本企業を引き上げないといけない我ら中間管理職世代は大変ですなあ。(笑)

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