2010年6月26日土曜日

怒りのブログ移行終了!

何度でも言いますが、Windows Liveブログの改悪のせいで、ブログ移行をせざる得ない状況に置かれ、のべ20時間以上の時間を掛け、移行完了しました。

ブログの世界も世界的な標準技術化が進んでおり、例えば、Goolge Bloggerから、他のブログサイト(例えば、Wordpressとか)には、移行ツールを使えば、簡単に移行できるらしい。
しかし、MS Windows Liveはそもそも、この標準技術に拠っていないので、記事を一つ一つ、手作業で移行しました。
かったるかったですが、今、移行作業が終わりました。

ただ、「哀しみの貴公子」で検索すると、Google検索では、未だトップにWindows Liveのサイトがリストアップされるので、その意味で、「哀しみの貴公子、Google Blogger版」が、各種検索エンジンで、主流となるには、まだ時間がかかるでしょう。
旧ブログにリンクを貼っていた方、お手数ですが、新ブログにリンクを貼り直して下さい。

→ → http://kanashimi-kikoushi.blogspot.com/

よろしくお願いします。

2010年6月22日火曜日

怪我の功名! Google Bloggerに移行します。


先日のアップで、お知らせした様に、ブログを移行します。
理由は、何度でも言いますが、MS Windows Liveブログが、今月上旬に行った改悪です。
(アクセス分析機能が消えた。テンプレート作成機能も消えた。)
 
という訳で、ブログがないと生きられない私としては、下記の4つのブログを、特急で精査しました。
1)Livedoor ブログ
2)Amebaブログ
3)Wordpress
4)Google Blogger
 
それぞれ下記の様に、評価結果を出しました。
 
Livedoorブログは、機能的には思っていた以上であったが、使っていると、あのホリエモンの顔がちらつくので、やはり却下とした。
Amebaブログは、日本国内ではもっとも人気があるだけあり、よく出来ている。
ただ、素人向けの感があり、ITギーグえとしての私には、やはり物足りなかった。
Wordpressは、完璧。
PHPとMysqlを駆使して、カスタマイズするなんて夢があるし、第一、標準テンプレートでも十分、機能豊富である。
特に感動したのは、とても精密なアクセス分析機能がデフォルトでついている事でした。
あのかの有名な、Movable Typeを凌駕する人気を持つのも理解できるし、お勧めです。
 
最後は、Google Bloggerについて。
最初は、ブログ記事のカテゴリー表示がないことに不満を感じたが、ラベルという名称で存在したので、この問題はクリア。
また、アクセス分析ツールは、デフォルトでは付属していないが、忍者ツールを組み合わせることで、完璧となったので、これもクリア。
 
という訳で、WordpressとGoogle Bloggerとで3日3晩悩んだが、Googleギーグとして、Goolge EarthやAndroidを駆使する貴公子としては、
やはり、総合的な観点から、Google Bloggerとする事にしました。
近々、完全移行します。
もちろん、ブログページは、移行しても、「哀しみの貴公子 Ver.2010」です。
請うご期待!

2010年6月19日土曜日

MS Windows Liveに失望! ブログ移行します。


4年以上、MS Windows Liveを愛用し、ブログを作成していたが、移行しようと思います。
理由は、今年6月のアップグレードで、アクセス情報分析機能が無くなったからです。

忍者ツールと言う外部のアクセスツールを使って、代用しようとしましたが、駄目でした。
(忍者ツール自体は、素晴らしいですがね。。。)
と言うのも、Windows Liveから、テンプレート作成機能も消えたため、忍者ツールを貼り付ける
HTMLカスタムガジェットが、ホームページ以外には、どうしても表示されないので、忍者ツールでは、アクセス分析ができません。
(1週間に、200近いアクセスがありましたが、忍者ツールでは10位しか補足できません。これは、MS Liveの作り込みに欠陥があるからなのですが。)

と言う訳で、移行します。
移行先は、Google Glog、Wordpress、Amebaなどを検討しています。
近々、決定します。

2010年6月16日水曜日

「新年の誓い」中間評価。

今年も既に、初夏を迎えつつあります。
と言う訳で、New Year Resolution(新年の誓い)として、今年1月に掲げた目標の中間評価をしてみます。

(今年1月時点での目標)
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IT関係(仕事関係)
1) クラウドの最新技術を徹底的に追う。
   (具体的には、Googleのテクノロジーを追う。)
2) 仮想化テクノロジーを社内で実用化してゆく。
   (VMWareのVmotion機能には、心から感動した。)
3) Windowsサーバーで提供するすべての機能を、Linuxで実現してみる。
4) Google Androidを使いこなす。(Javaをキチンと勉強する。)
5) Mysqlを使い、社内情報のDB化を推し進める。

自己研鑽系

6) 英語力を磨く。語彙力をつける。
   通過点として、(去年は受験をサボってしまったが)TOEICで満点を目指す。
7) 韓国語のレベルをビジネスレベルまで持って行く。
   (韓国語検定試験の上級レベルをキチンとクリアする。)
8) 会計の勉強を再開する。
   (とりあえず、米国CPA試験をクリアするのを当面の目的とする。)

趣味系
9) 武道を深める。
   (キックボクシングは未だ続けているが、今後は武道を追求してゆきたい。具体的には、伝統   
    系空手か合気道を希望)
10)市民マラソンに参加する。
   (未だ一度も参加したことがありません。小さな大会でもいいので、参加しようと思います。)
****************************************

現時点での評価は、こんな感じです。
達成 : 6) 
順調 : 1)、2)、3)、7)、9)
要努力: 4)、5)、8)
延期 : 10)

多少説明をすると、項目6)の「TOEIC満点」は、達成できておりませんが、Listening満点【合計970点】を達成したので、良しとします。
IT系のクラウド、仮想化、Linux等の知識や経験の習得は順調であるが、項目4)のANDORIDに関しては、全然、甘い。(要反省)
項目10)の市民マラソン参加は、忙しすぎるので、とりあえず、延期。
一方、項目8)のUSCPAの勉強をスタートします。
ここ2ヶ月程度、専門予備校の説明会に、土曜日に出席したりして、情報収集を行っておりましたが、結論として以下の勉強法を取ることに決めました。

- 日本にUSCPA専門学校は多数あるが、そういう所には通わない。
  (どこも50万円から70万円程度の費用が掛かる。本番試験の受験料や渡航費を加えたら、軽く  
   100万円を超える。高い!それに、英語自体の勉強の意味もあるので、日本語教科書での勉  
   強は、私には意味がない。)
- アメリカでの試験なので、情報収集が勝負だが、日本語・英語でのNET収集とする。(ITの検索   
  技術を駆使し、効果的に収集する自信はある!)
- TEXTは、基本的に、アメリカ国内で発行されている出版物を、入手し英語で勉強する。
  (ここは、英検1級&TOEIC970のプライドを持って、苦しくても頑張る。)

上記の様に考えるに至った大きな理由は、「USCPA試験は全米平均で、50%近い合格率がある簡単な試験である。」と言う事に気がついたから。
つまり、日本で言えば、自動車免許取得に毛が生えた程度の難易度であるとの事。
しかも、貴公子には、「仕事上の要求で、3ヶ月以内に取得しないと、会社でクビが飛ぶ!」と言う様な切羽詰った状況ではない。
従って、アメリカ方式で、アメリカ人の様に受験しようと思います。
考えてみれば、英語力に自信が無かったり、どうしても短期間で取得しなければならない人を除き、今のNet社会において、予備校の力を借りる必要はない筈。
こうした中間業者抜きこそが、Netの本質であり、パワーの源泉であります。
この知り合いは、シンガポールの大学から、ほぼNetのみで、仕事をしながら、修士号を取ったりしているしね。。。
早速、各種のサイトで情報収集しましたが、教材はここが良いみたいです。→ http://www.cpaexcel.com/

本件、鋭意、アップデートします!

2010年6月15日火曜日

忍者ツールに満足しております!


忍者ツール(アクセス解析と訪問者数カウンター)を使い始めて、一週間が経ちました。
今までは、Windows Liveに付属していたデフォルトの解析ツールを使っていたのですが、
先週から、突然、そのMicrosoftの解析ツールが、Windows Liveから消えました。
(Microsoftがサービス停止をした理由は不明。)
と言う訳で、解析ツールを自分で探して、セットアップした次第です。
まあ、アクセス解析に関しては、解析機能が豊富で満足しております。
本ブログの左ペインにある、黒ラベルの「Ninja Tool」ボタンをクリックすると、忍者ツールのホームページに
ジャンプしますので、宜しかったら、皆さんも使ってみて下さい。
それにしても、不思議なのは、忍者ツールを入れてから、本ブログへの外部からのアクセス数が激減した様な気がするのですが、
気のせいかなあ。。。。

2010年6月14日月曜日

週刊貴公子(6月第2週号) 捕鯨問題

一週間の気になるニュースをPickupする週刊貴公子の時間です。(笑)
先週は、色々ありましたね。

1) キルギスタン (Kyrgyzstan) での暴動。
2) Crime Capital、ヨハネスブルク(Johannesburg)でのWorld CUP開幕。
3) 我が国の菅直人新政権誕生と、小沢一郎外し。

と正に、百花総乱状態ですが、あえて長年の問題である捕鯨問題をPICKUPしたく。
きっかけは、下記の朝鮮日報の記事です。
→ http://www.chosunonline.com/news/20100614000005

(以下、引用)
========================================
今月15日から25日まで、モロッコで行われる国際捕鯨委員会(IWC)の第62回総会に向け、
日本はあの手この手を使って、商業捕鯨の再開に関する決定を引き出そうとしている。
イギリス紙「タイムズ」日曜版は、鯨肉の消費量が世界一の日本が、IWCの六つの加盟国にわいろを贈ったり、捕鯨の許可を支持する票を買ったり
している、と報じた。同紙によると、日本は一部の国の代表団に対し、性的な接待までしたという。
(後略)
========================================
と言うわけで、TIMESの日曜版をネットで探しに行きました。
ありました! 
これです。→ http://www.timesonline.co.uk/tol/news/environment/article7149091.ece
(以下、引用)
===============================================================================
A SUNDAY TIMES investigation has exposed Japan for bribing small nations with cash and prostitutes to gain
their support for the mass slaughter of whales.
(後略)
=================================================================================

記事全般が、悪意に満ちたローレベルな内容であるが、それでも、欧米人の日本人への偏見がよく分かる「価値ある記事」だと思う。
また、「金とオンナを使ってでも、日本政府は、交渉を有利にしようとしている。」との事だが、
もしこれが本当なら、日本の水産官僚の根性を見直した。
World CUP誘致も、オリンピック招致も、領土や資源の国際交渉も日本は、真面目にやり過ぎる。
金とオンナで片付くなら、捕鯨問題位では、根性を見せるべきだ。
クロマグロも捕鯨問題も、日本人として、負けるわけには行きませんなあ。
私も勿論、本記事のコメント欄にコメントを入れました。
興味があったら、そちらも読んでください。(笑)

2010年6月10日木曜日

激闘マニラでの4年間 (第6章 マニラ日本人社会)


つい先日、マニラ時代の同僚(J氏)からメールを貰いました。
(彼は、未だ某日系中堅企業の駐在員として、マニラ勤務しており、既に、在マニラ10年を超えております。)
マニラには、マニラ新聞と言う日本語の新聞があり、その新聞には、最近、「新移民日記」と言う日本人社会に関するコラムが有るようです。
J氏は、そのコラムのいくつかをPDF化して、親切にも添付してきてくれました。(有難う!)

その記事を読んでいて、私も、あの日本人社会を思い出しました。

という訳で、今回は、「あの日本人社会」について、書いてみようと思います。
率直に言いましょう!
比国の日本人社会に3つの階層があります。
それはまるで、インドのカースト制度の様です。(笑)
最高位は、日本企業から派遣されている駐在員です。
第2位は、比国企業に勤務している現地スタッフ。
第3位は、ただ、うろうろしている日本人。
因みに、駐在員とそれ以外の差は大きいです。
一方、第2レイヤーと第3レイヤーは、殆ど一体化していると言うのが私の理解です。
私は、第2レイヤーと第3レイヤーを行き来しておりました。
ついでに言えば、駐在員の世界にも、大商社系等の第一線級と、中堅企業からの準一線級で、
身分が全然違います。特に、駐在員の奥様連中の間では、その差は歴然としており、
江戸時代の旗本と足軽同心位の差別が有るようです。(まあ、くだらない話ですが。)
2社目の小さな日比合弁企業に現地採用で勤務していた10ヶ月間の事を書きたいと思います。
その事務所には、駐在員の日本人ボスが一人だけいましたが、そのボスの差別意識は凄かった。(笑)
「現地採用のお前の様な人間は、クズだ!」と、現地採用の私の前で、いつも吠えておりました。
今でも、忘れないのが、私がある程度の売上を上げた時に、「褒美」と言う意味合いで、典型的な日式カラオケ(隣に若いオネーチャンが座る様なカラオケ。2時間、一人5千円程度。)に私を連れて行き、下記の様に言い放ちました。
「これが、俺ら駐在員の世界だ!現地採用のお前は来たことも無いだろう!」
「売上を上げて、俺を満足させたら、また連れてきてやる!」
正直に告白すれば、そう言われた時は悔しかったですねえ。
因みに、その様に、面と向かって言われた時も、表面的には無表情であった筈。
そういう時に、感情を顔に出す程、アマチュアではないと自負しております。(笑)
しかし、しばらく経って、ボスの率直な発言に感謝する様になりました。
どういう事かと言えば、下記の様に考えるに至ったからです。
「如何に、高邁な思想を掲げ、比国のローカル社会で頑張ろうと、それは単なる自己満足に過ぎない。比国で死にそうになりながら、月給3万円で一日15時間、仕事している日本人(貴公子の事)なんて、一般的な日本人社会から見れば、単なるルーザーでしかない!」
あの時の、あの駐在員のボスの言葉が、ある意味、転機でしたね。
客観的な事実を、目の前に容赦なく、叩きつけられた様な気分でした。
目が覚めましたねえ。(笑)
前置きが長くなりましたが、貴公子の意見を述べましょう!
冒頭で述べた、「新移民日記」の記事は、そうした現地採用社会や「比国でうろうろしている日本人」の実像を描いたもので、私としては、ノスタルジーには浸れる面白い記事だ。
そうではあるが、同時に、記事内容のレベルは低い。
国際ビジネスが、欧米、中国、インド、そして「わが祖国、日本」を中心にダイナミックに
動く中で、泥沼を這い回る様なビジネスを、あえてする必要もないし、ましてや、そこに変なロマンや幻想を見出すべきではない。
もし、そこに生きがいを見出しているのだとしたら、それは、ビジネスの世界の話ではなく、NGOとか個人の趣味とか、あるいは冒険家とかの「非ビジネスの世界」の話だ。

泥沼での殴り合いは、それはそれでエキサイティングである事は認めるし、私もそう思っていたが、国際ビジネスマンであるならば、大海を泳ぐ事を目指すべきだ。

以前も書いたが、「若者よ、楽に生きろ!」とは決して言わないが、「くだらない苦労はすべきではない。」と、何度でも言いたい。

もう一度言います。
「東南アジアでの現地採用に変なロマンを持つべきではない。」

2010年6月8日火曜日

たかがブログという事をお忘れなく。

ある人からのメールを読んでいて思ったので一言、書きます。

全く余計なお世話だとは思いますが、御容赦を!
また、自分でもブログを書いているので、おこがましいと言えば、その通りだと言うことをまずお断りします。
基本的にブログ更新は、ブロガーにとって、趣味であると共に、息抜きだ。
真のプロなら、「金を稼ぎ出す事に繋がる様な情報」を、ネットで不特定多数に公開することは絶対ない。
私も、趣味でやっている英語とか格闘技の事は、気楽に書きますが、
仕事絡み(IT系)で、一般に非公開となっている様な極秘情報に関しては、ネットで公開する気はありません。
勿論、守秘義務みたいな外的な規制があることが理由でもありますが、それ以上に、「プロである限り、無料で貴重な情報を他人に提供できない。」と
言うある種のプロフェッショナリズムが、私の中にあるからです。

勘違いしている、そこの貴方!これがプロの世界ですよ!

もう一つ言わしてもらえば、ネットは所詮ネットです。
トップブロガーが、本を出版したって、全然駄目な事が多いように、
無料で読む事の出来る自身のブログの人気がいくら高くっても、商業出版して成功するかどうかは全く別ですよ。
買い手が、「金を払ってまでも読みたい!」と思うと言うことは、「暇つぶしでやるネットサーフィン」とは全く別物ですよ。

どんな人も、簡単にはプロにはなれないというのが一つ。
また、ただで手に入れる情報というのは、その程度の情報だと言うのが、もう一つですよ。

2010年6月5日土曜日

日本の政治を海外メディアから知る! ~ 情報操作の脅威!(笑)

貴公子は、よく海外のサイト(特に欧米系の英語サイト)からの情報を引用しますが、
勿論、日本語のサイトを無視している訳ではありません。

多くの人と同じ様に、まずは、読売、朝日、日経、産経辺りの日本語サイトをまず当たります。
その後に、International Herald Tribuneや、Euro Business、Independence、South China Morning Post辺りを一通り眺めます。

欧米と日系のサイトを比較して思うのですが、日系のサイトは、残念ながら、視野が浅く、深みがありませんなあ。
例えば、今回の菅直人首相登場も、日系メディアは、「小沢の影響を排し、本来の民主的な政党に戻る!」みたいな表層的で、
分かり易い解説記事ばかりだ。

一方、欧米のサイト(Financial Times)の記事は全く違います。
FTの有料会員制のサイトです。→ http://www.ft.com/cms/s/0/568014d0-6f8a-11df-9f43-00144feabdc0.html
(以下、引用)
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However, in a sign that unity promised by Mr Kan might prove difficult to maintain, Japanese media
reported on Friday that Mr Ozawa was floating the idea of trying to unseat him at the DPJ’s next
scheduled election for party president in September.
(中略)
The state broadcaster, NHK, quoted Mr Ozawa as telling a group of fellow Diet members that the number
of votes cast for Mr Kan’s little-known opponent in Friday’s party leadership race had
demonstrated their potential influence. “When it comes to the next battle like this, if we stand together
again, it’s not impossible that we’ll be able to get a majority,” NHK quoted Mr Ozawa as saying.
Jiji news agency quoted Mr Ozawa as saying in a video address to supporters that, after a Diet upper-house
election next month, he might seek to “take the lead”, a statement it said suggested he could himself
stand against Mr Kan for the party leadership.
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要は、「小沢派は、今年の9月の民主党内の党首選挙で復讐する。」、「菅政権は、あくまでも選挙対策内閣だ!」と言うことらしい。
この記事を、裏読みすれば、「菅新首相は、小沢と対立する様な演出を表面的にはしながらも、実は、裏で小沢と手を握っているのでは??」と
勘ぐりたくなるほどだ。
単純に、美談で割り切るには、あまりにもあっさりした小沢の身の引き方を見れば、こっちの見方が意外と正しいのかも知れませんなあ。
日系メディアも、もう少し、裏を読み取ってもらいたいと切に思う。

2010年6月4日金曜日

仕分け(=死分け)劇場に反対!

たかが経済評論家である勝間和代氏が威勢よく、カメラの前で演出をしている様ですね。
http://www.asahi.com/politics/update/0604/TKY201006030497.html

(以下、引用)
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「イエスかノーかで教えてください」。国土交通省を対象とした事業仕分け「行政事業レビュー」が3日始まった。
(中略)
勝間氏は「首都圏には24のプロジェクトがあるが、具体的なことはほとんど書かれていない」、
「国交省が全部リードする自信があるのか」などと官僚にたたみかけた。
現在、各省ごとの事業仕分けが行われているが、仕分け人の約半数を省内から選ぶこともあり、「判定がお手盛り」との指摘があった。
ところが、国交省では初日の5事業のうち3事業が「廃止」と判定も激辛。
勝間氏は終了後、「前原大臣からこういう方針でと言われている。(官僚は)建前を何度も
おっしゃるが、もう少し腹を割った議論をしたかった」と話した。
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「もう少し腹を割った議論をしたい」のなら、マスコミと大衆をシャットダウンし、密室で、机をぶっ叩きながら、議論すべきた。
カメラの前で、大衆の視線をバックにしながら、官僚イジメをしているにしか見えない。
ビジネスでもそうだが、本音は公の場では決して出てこない。
古今東西、すべては密室や酒の席で決定されるのが、良くも悪くも、現実ですからね。

2010年6月3日木曜日

米国の視点から見る鳩山辞任!

鳩山首相辞任に関し、別角度から考察します。
日本のメディア報道で見ていると、鳩山首相と小沢一郎幹事長との確執とか、
鳩山首相の個人的資質とからの分析が多い様に見受けます。

確かに、「言葉が軽い。」、「カネに汚い。」とかの主張は合っているのでしょう。
しかしながら、アメリカ側から見ると、全く見方が違います。
International Herald Tribuneの6月2日の記事です。
→ http://www.nytimes.com/2010/06/03/world/asia/03japan.html?ref=global-home
(以下、引用)
=======================================
Mr. Hatoyama’s plunge in popularity, just eight months after his victory ended a half-century of nearly
unbroken one-party control, suggested that the Japanese public had rejected his attempt to rethink Japan’s cold-war-era
alliance with the United States, its most important ally. Rising tensions between North and South Korea in recent weeks
and an increasingly assertive China reinforced the public’s sense that Japan needed the United States more than ever.
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要は、「日本の一般大衆は、北朝鮮や中国の軍事的脅威に危機感をもっており、鳩山首相の掲げる『友愛政策』に汲みしない。
そして、日米同盟の重要性を、日本人は、ますます認識している。」との事です。
この指摘は、きっと正しいのでしょうね。

私も含めた一般国民は、民主党の掲げる友愛善隣外交や、博愛主義に、無意識に、不安を感じていたのでしょう。
「角度を変えて見ると、こうも見えるのか?」と言う良い分析であると思う。
ゴシップ紙と化している日本の大新聞よりも、深い分析だ!
感動した。

2010年6月2日水曜日

書評~狙われた日華の金塊 (講談社、原田武夫著)

「狙われた日華の金塊」(原田武夫著、小学館)の書評です。




















下記の書評は、貴公子自身がアマゾンにアップしたものそのものです。
(以下、引用)
=============================================================================================
氏の前作「大転換の時代」を読んで、衝撃的なまでの知的感動を受けたので、本書を購入したものです。
ただ、残念ながら、本書では期待を裏切られました。

まず、本書は、各章毎に、まるで、別々な人が書いている様な支離滅裂な印象を受けました。
よって、章毎の内容がバラバラで、どう読んでも、そこに関連性が見いだせず、
読んでいて、不安に駆られました。

第1章の世界経済を俯瞰した記事は、論理的に分析がなされており、一つの見方として、面白い。
第2章のトリウムの話は、少し斜めに世界を見過ぎている。(陰謀史観が過ぎる!)
第3章は、滅茶苦茶で支離滅裂。
仮に、氏が言う様に、日本勢と中国勢が共同管理する金塊が比国に本当にあり、それを欧米勢が簒奪したとしても、
それが、イコール、「金の暴落」に繋がるとは限らない。
何度も読み返したが、「金の暴落を期待して、無理やりこじつけている!」としか思えない。
第4章は、一転して、大学の宗教史の講義みたいな内容で、非常にアカデミックで知的に面白かった。

氏の情報収集力や国際政治経済に対する知識には感動しているので、同年齢の氏にアドバイスしたい。
氏の著作は、「そういう見方もある!」と言う分析を幅広く提示していると言う意味で、
氏の言う「情報リテラシー」を読者が高めるには、いい教材だと思う。
ただ、同時に氏の分析は、中長期的な政治経済分析である。
そうであるのに、そうした分析を、「無理やり、短期的な金融マーケットの相場の上げ下げ予測」に
結びつけている様で、無理を感じるし、痛々しい。
特に、第4章で展開した、思想哲学に対する深い洞察に感銘する私としては、氏は、「切った張ったの世界」で
生きる様な人間ではないと断言したい。
単なる賭場である相場界に対し、ロマンを感じているようだが、もったいないと思う。
氏は、もっと高いレベルで仕事をするべきた。
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あまり過激な事を書くと、アマゾンでは削除されてしまうので、上記の様にマイルドに書きました。(笑)
ハッキリ書きましょう!
原田氏は確かに優秀だが(東大法卒、元外務省キャリアだし。)、同時に幼稚だ!
本書の至る所に、「国際情勢を読み解く。」と言う表現が使われ、個々の事象に関して、分析と言うか、
理由付けがされているが、そういった後付け論理重視は、人生経験の少ない学生の姿勢だ。
ロジック重視は、ナイーブな若者の特権であり、人生経験を積めば積むほど、「世の中、綺麗事では動かない。」、
「世界は、偶発的な事象が引き金になって、無秩序に動いている。」と感じるものだ。
全共闘が華やかな、1960年代には、活動家の学生達は、「30歳以上を信用するな!」と叫んでいたが、この叫びは、ある意味、正しい。
そうであるから、「30歳以上で構成される世間」は、確かに若者にはフラストレーションの対象でしょうね。
なんせ、世間では理屈が通りませんから。。。

論理を盾にしながらも、実体は、嫉妬心、功名心、出世欲、支配欲等が複雑に入り交じりあっているだけの世間です。
しかし、これのグチャグチャさが、大人には面白いんだなあ。(笑)← 純粋真っ直ぐ君のCさん、よく聞け!(大笑) 
こんな事は、ビジネス界にどっぷり使って来た人間には、分かりきっている事なのだが、原田氏は、この「世間のロジック」が
理解出来ないようだ。
折角の優秀な頭脳なのに、勿体無いような気もするが、大学の先生か何かになるのが良いのでは???