2011年5月6日金曜日

【週刊貴公子】 他国の食文化を簡単に真似る事の危険性。

激安焼肉店「えびす」で、ユッケ生肉を食べ、現時点で4名の方が、亡くなられました。

一部報道では、「本場の韓国でも、大人気メニューで、韓国では専門店も多数。」との報道が出ていたが、それは誤報ですね。

私自身も、韓国には何度も行っているけど、普通の焼肉屋や食堂には、絶対にないメニューであるし、韓国人の妻に言わせれば、ごく少数の専門店が、厳重の管理下で出しているだけとの事。
そもそも、韓国人は、基本的に、生肉を好まないとの事です。

つまり、本場でも、あまり食べないものを、興味本位で、導入すると、残念ながら、こういう結果になってしまいます。
そもそも、食文化は、長い歴史の上に成り立つもので、安易に他国で導入できるものでも、するものでもない。
他国で、「ふぐ料理店」がないのと、同じですね。

「フーズ・フォーラス」社の勘坂康弘社長よ!
確かに、非も責任もあるが、社長が、仕入方法に工夫を加え、激安焼肉店を開店し、わずか十数年で、あそこまで、チェーンを大きくした手腕は、並ではありません。
確かに、ミスであるし、認識も甘かったのであろうが、それでも社長の、ビジネスマンとしての手腕を尊敬いたします。 今回の罪を償い、責任を負った上で、是非、出直して欲しい。
真っ先に、食事に行きます。
頑張ってください。
応援しております。


ところで、下記記事にもある様に、牛角やさかいと言った、大手チェーンでも普通に出していたのが、驚きです。
http://sankei.jp.msn.com/affairs/news/110505/crm11050521070012-n1.htm

http://www.yomiuri.co.jp/national/news/20110506-OYT1T00408.htm?from=main2

(以下、引用)
=======================================================
143店舗を持つ焼き肉チェーン大手「さかい」(名古屋市)は2日からユッケの販売を中止。社内の衛生基準を設けて生肉を提供してきたが、「このような事態になると、社内基準が妥当だったのかという点も検討する必要が出てくる」とする。販売中止後も客から「生肉を食べたい」という要望が相次いでいるといい、広報担当者は「ユッケは人気メニューの一つ。今回の問題が業界に与えた影響は大きい」と危機感をのぞかせる。
======================================================

0 件のコメント:

コメントを投稿