2011年10月19日水曜日

オリンパスの主張に無理がある!

とても不思議な事件ですね。

ただ、オリンパス社の言い分は、誰がどう見ても分が悪いですね。
(そうであるから、株価が直近高値の半分以下まで、数日で落ちた訳で。)

http://www.nikkei.com/markets/ir/irftp/data/tdnr2/tdnetg3/20111019/74k8lo/140120111019025964.pdf


前社長ウッドフォード氏を中傷する様な品のないコメントが、現経営陣から発表されております。

「あくまでも、同氏(ウッドフォード氏のこと)が行った様々な独善的な行為の一つに過ぎません。」
と記載してあるが、そもそも、同氏は社長であった訳で、多少、独善的である位で丁度良い。
また、もし同氏が常識外れの変人だとしたら、「どうしてそんな人物を社長に据えたのですか?」
との疑問が当然出てきます。


第一、同氏は、30年間、同社に勤務した人物である。
30年も勤務し、下っ端から上り詰めた人物が、そんなに変人な訳がないし、仮に、もしそうだとしたら、オリンパス社には、人を見る目がある人がいないと言う事になる。
つまり、どちらにせよ、オリンパス社には分が悪い。

本件に関しては、下記に詳細な記事が出ております。

http://jbpress.ismedia.jp/articles/-/25966

(以下、引用)
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何しろ、51歳のウッドフォード氏は30年間オリンパスに勤め、欧州にある同社傘下の手術器具会社のジュニアセールスマンからトップに上り詰めた人物だ。
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一方、日経電子版には、財務面から詳細な記事が出ております。
貴公子は、趣味で国際会計を勉強しているド素人ですが、この「のれん代」の処理に関しては、常に国際会計では議論になるところだし、記事を読む限り、オリンパス社のそれは、相応に怪しい!

関係ないですが、こうした財務面の記事がすんなり理解できる様になったと言うことにも、USCPAの勉強している効果が実感できますなあ。。。(笑)

オリンパス社は、この激震に対し、どうやって、落とし前をつけるのであろうか???

http://www.nikkei.com/markets/company/news/news.aspx?scode=7733&type=2&bu=B8B6E5B793BAB1E0E2E3E3E3E2E3EB9C968199969096958A9C9381949EE3EBE2EA878DE3EBE3E2E0E2E3E3E2E2E2E2E2E28E969C8A8EE7F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2F2E2&df=1

(以下引用)
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08年3月末時点の貸借対照表をみると、1年前と比べ増加が目立つ項目がある。「のれん代」だ。08年3月末は2998億円と前期末の787億円から急増。のれん代は企業をM&A(合併・買収)した際の買収額から、被買収企業の純資産を時価で評価して差し引いた金額だ。純資産を上回る価格で買収すれば、のれん代は増える計算だ。
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