2011年10月28日金曜日

IT業界の成熟期か? クラウドコンピューティングEXPOで思う。

幕張メッセで行われた、クラウドコンピューティングEXPO及び、情報セキュリティEXPOに、会社を抜け出して、行って来ました。(笑)
会場到着が13時で、終了の18時まで、会場内を歩き詰め、立ち詰めで、10社以上のIT企業から、話を聞いてきました。疲れた。。。。。

シンクライアント、クラウド型グループウェア、クラウド仮想Networkと、まあ、IT関係の人ならば、なじみのある話ばかりでしたねえ。
言い換えれば、回ったすべての企業で、これと言って、目新しい技術紹介は無かった。

クラウド基盤を構築しているクラウド運用企業がいくつもあったが、どこも、「ウチの仮想基盤を使ってください。」と言うセールスに熱心でしたねえ。

それでも、いくつか印象に残ったを、列挙すると、以下の感じ。

1) ビットアイルと言う、データセンター運営会社が、自社(ビットアイル社)のデータセンターにある仮想基盤上で、「エンド企業ユーザー向けに、仮想サーバネットワークを構築するSI(システムインテグレーター)パートナー」の募集を盛んにやっていた。
こうしたビジネスなら、技術力のあるところならば、社員数人の会社でも、十分に、パートナーとして参入できますね。大資本が必要な筈だったSIの業態が変わってきている様に感じた。

2) Iaas(Infrastructure as Services)としては、アマゾンWebサービスで使われているEC2基盤が有名だが、それに対抗して、、Open Stackと言う業界標準の基盤がフリーで出てきており、それが実用化寸前に来ているとの事だった。
これは、個人的に試してみます。

3) 数年前の展示会では、Cisco, Oracle,Juniper と言った大手メーカーが、大きなブースを構えていたが、今回の展示会では、Hardwareベンダーは、ほぼゼロで、中小の技術者集団の様な会社が多かった。そして、それらのどこもクラウドを利用したサービスを前面に出していた。

全体的な感想として、IT業界のサービス重視姿勢がますます強くなってきたと思った。
数少ないHardwareベンダーも、データセンター用の機器紹介ばかりでありました。
今後、ユーザー企業は、クラウドのサービスを利用する側となり、高価な機器を自社で買い揃える時代からは、決別する時代になっていると感じましたねえ。

正に、「IT資産の所有から、利用へ。」と言う流れを痛感した。
私も、ITビジネスマンとして、考え方を変えるべきでしょうねえ。

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