2011年11月14日月曜日

【週刊貴公子】 TPP締結に賛成です。

色々と忙しいので、10分で書きます。
貴公子は、TPP締結に賛成です。

確かに、「農業分野はどうなるのか?」、「日本の雇用は守れるのか?」と言った議論はあり、先が見えない不安な点も多々あります。
購読している、SAPIOと言う雑誌で、漫画家の「小林よしのり」氏が、痛切に、TPPを批判しております。
確かに、「御指摘どおり、あまりにも早急だ!」と言う気もします。
「『バスに乗り遅れるな!』の大合唱の中で、盲目的にそのバスに乗るのではなく、まず、バスの行き先を確認しろ!」との氏の指摘は、絶対的に正しい。

ただ、絶対的な真理は、常に、複数あり、小林氏の指摘は、One of themです。
別の絶対的真理は、「世の中には、五里霧中の中で、とりあえず、来たバスに乗る必要がある事もある。」と言う真理です。

例えば、IT。
IT技術が、初めて世に出てきた時から、今の今まで、常に、技術的に不安定でありました。
常時、Version UPを重ねながら、改良や変更を重ね続けて、今に至っております。
今、この瞬間でさえ、多くの脆弱性が、この世のすべてのソフトやハードに、星の数以上にあり、
そこをハッカーが狙っております。

これを見て、「不安定だから使わない。」と言う判断は、確かに、あり得るとは思うが、一方で、「危険性は良く分からないが、使おう。問題が起きたら、その時に考えよう。」と言う判断も、当然、ありうる。
私は、TPPでも後者で良いと思う。

小林氏は、「外交交渉では、途中で退席や離脱はできない。つまり、バスからは降りられない。」と言っているが、そんなことはない。
クリントン大統領が、米国を代表し、世界会議で署名した京都議定書を、後のブッシュ大統領が、「廃棄」した様に、一度、外交交渉を結んだら、未来永劫、縛られるなんて話はない。
修正や離脱は、当然、効く。(それはそれで、大変な作業であるが。)

兎に角、今は乗るしかないと、貴公子は考えます。

0 件のコメント:

コメントを投稿