2012年2月26日日曜日

【書評】 芥川賞受賞作「共喰い」は、単に不快!

芥川賞作品と言うか、純文学自体が、少なくとも私には全く合わないのでしょう。

特に、この「共喰い」(田中慎弥著)は、一体、何を読者に訴えたいのかが全く不明ですなあ。
性的に倒錯した親子と、リアル過ぎて、文章全体から汚臭が漂ってくる様な地方都市の街中描写に、一体何のメッセージ性があるのであろうか???

純文学に、メッセイージ性を求めること自体が、間違った読み方なのかも知れないが、兎に角、読んでいて、気分が悪くなるだけの小説ですねえ。
「筆力がある。迫力がある。」と言うのが、受賞理由である様だが、単に、ゲテモノ小説以上の意味を見出せません。

ただ、そんなキワモノ小説が狭い文学界の中では、ある意味、最高の評価を受けた訳で、その意味で、文学界の常識や見識は、一般社会と遊離し過ぎているかも知れませんねえ。
かつて、芥川賞を受賞した石川達三とかの小説には、暖かみと言うか、癒し系の効用もあったと思うが、この共喰いは、読者を不快にさせるだけですねえ。
何の希望も、夢も得られない駄作と言い切る!
文学界自体に失望した。

そういう訳で、「貴公子は、純文学を読むのを止めます。」と今、ここに宣言します。
何度でも言うが、最近の文学界は、あまりにも内輪向け過ぎる!!!

一方で、他山の石としてなのでしょう。
「貴公子ブログにて、若手ビジネスマンに対して、今後も夢や希望を与え続けてゆきたい!」との
意を強くしました。(笑)
今後も、御愛顧を宜しくお願いします。

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