2012年2月18日土曜日

【Olympus事件】 たった一人の異常者が会社を潰す!

オリンパスの粉飾決算事件に対しては、とうとう検察も重い腰を上げましたね。
独裁者で、「自己保身と欲望の権化」と化したモンスター前社長の逮捕により、この事件は、山場を越えたようですねえ。

http://www.nikkei.com/news/headline/related-article/g=96958A9C93819695E3E4E2E3978DE3E4E2E0E0E2E3E09F9FE2E2E2E2;bm=96958A9C93819695E3E4E2E6958DE3E4E2E0E0E2E3E09191E3E2E2E2

(以下、引用)
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オリンパスの粉飾決算事件で、東京地検特捜部と警視庁捜査2課は16日午前、金融商品取引法違反(有価証券報告書の虚偽記載)などの疑いで、同社前社長の菊川剛容疑者(70)ら旧経営陣3人と、投資関連会社社長、横尾宣政容疑者(57)ら指南役とされる4人を逮捕、旧経営陣宅などの家宅捜索に乗り出した。日本の証券市場に深刻な不信を招いた事件は、証券取引等監視委員会も加えた合同捜査で、実態解明へのヤマ場を迎えた。
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たった一人の駄目経営者が、会社を危機に陥れる(潰す)と言う事は、貴公子の元勤務先の拓銀も全く同じであったので、何だか万感の思いを持って、オリンパス事件を眺めてしまいます。(笑)
思えば、数年前から、本事件は業界内で囁かれていたにも関わらず、オリンパス社内で疑義を呈する役員は、菊川が、自身の私利私欲と自己保身の為に解任し、自分自身は高給を貰いながら、凄腕経営者の様に装いながら、適当に世間を欺き、誤魔化していたと言う状況です。

英国人の元社長のマイケル・ウッドフォード氏が、異様な意気込みで、捨て身になって、不正を糺す事がなかったら、菊川は、オリンパス社の「中興の祖」として、社史に半永久的に、祭り上げられていた事でしょうね。


当のウッドフォード氏は、激闘を重ねた中で、傷を負って、表舞台から撤退し、社員も世間から白眼視され、会社自体も独立での存続が不可能な状態となり、投資家も大損した事になるが、こうした事が、たった一人の欲望の為だけになされた不正の帰結だと考えると、何だか、諸行無常の感がありますねえ。

菊川よ!
自己保身の為だけに、オリンパス社だけではなく、日本企業全体のイメージを世界的に悪化させた罪は、万死に値する。
大震災の影響で、日本の企業がサバイブの為に、しのぎを削り、また、Global化の中で、世界の競合企業と戦っている戦闘中に、この足の引っ張りは、企業人として許せない。
正に、国賊!
塀の中で、たっぷり反省してください。
幸い、時間は、腐る程、ありそうですしね。(笑)

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