2012年9月2日日曜日

15年振りに、Windows PCを購入した!

プライベートでは、7~8年前に、秋葉原で部品ベースで購入し、自分で組み立てて製作した、所謂、自作PCをずっと使っておりました。(OSは、直近でUbuntu11。)

ただ、さすがに古いし、Memoryは、アップグレードにアップグレードを重ねた末で、1GBと低容量だし、第一、ファンが、本当にうるさかった!!!
(インターネットブラウザーは、Google Chromeを使っていたせいか、あまりスピードでストレスは感じなかったが。。。)

という訳で、本日午後に、家の近くのPC Deptに行き、早速、物色を始めました。
まあ、仕事柄、IT事情には精通しており、最近のHard価格破壊は知っているので、今回は、自作するつもりは、最初から無かったですがねえ。

10年位前は、自作をすると、明らかに、高性能PCが完成品PCの半分以下の金額で、製作できたので、面倒臭くても一生懸命、丸一日掛けて自作したが、今や自作すると逆に、低スペックなPCを高額で作る事になるので、そういう時代では無いですよねえ。

日本メーカーの完成品をとりあえず眺めましたが、パッと見る限り、Stylishではない。
また、価格が高い。

という訳で、今回は、タッチパネル式のDesktopが売りの台湾Acer社のAZ3シリーズを購入しました。
これが、本当に凄い!

まず、OSはWindows7の64bit正規版。(さすがに、Home Editionだが。)
21.5インチモニター、Memory 4GB、HDDは、なんと500GB。
勿論、Wireless LAN Interfaceや、DVDドライバーは、デフォルトで付いている。
(ついで、Office2010の正規版まで付いていた。)
これだけの高スペックで、何と価格が、59800円でした。

製品スペックはこれ。
http://www.acer.co.jp/ac/ja/JP/content/series/z3

まあ、これに比べると、日本メーカー製は、デザイン面で明らかに劣るし、価格も10万円前後はしておりましたねえ。(製品Specは変わりませんが。)

いい買い物をしたと満足はしておりますが、同時に、この世界的な価格競争の中で、日本の製造業の行く末が心配になりましたねえ。

製造業の世界では、明らかに、「原価レベル+アルファ」での世界的な価格競争になっており、日本企業の得意とするモノづくりは、危機に瀕していると実感した。

AppleやGoogleと言った企業は、製造業と言うよりも、むしろ新しい価値観を提供する、知的価値創造企業としてのサービス提供に特化して利益を上げている。
一方で、Acerや、Sharpを買収するとの噂がある台湾ホンハイは、徹底的な価格勝負の製造業としての地位を確固としている。

日本企業は、どちらにも徹せられずに、非常に中途半端な立ち位置におりますねえ。
その中途半端さが、PC Depoでの店頭価格差に出ていると思いました。

まあ、色々と考えさせられた、週末のPC購入でした。
85年のプラザ合意による急激な円高を始め、過去数十年、色々な逆風下の中でも、確実に利益を上げていた日本の製造業であるが、ここ10年で発生した、デジタル化と製品のコンポーネント化がもたらす世界的な価格破壊現象の前で、日本の製造業は、本当にマズいかもしれません。
大手電気メーカーの業績を見ても、何とか財務諸表が「見れるレベル」なのは、日立、東芝、ソニー位で、残りは徹底的にキツイですしねえ。

我が国の製造業は、どうなるのであろうか???

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