2013年6月17日月曜日

【書評】 村上春樹最新刊、『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』

週末に、村上春樹最新作『色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年』を1日で、読破しました。
今日の日経でも、紹介されております。
http://www.nikkei.com/article/DGXNASFK1003X_Q3A610C1000000/?n_cid=DSTPCS004

貴公子は、基本的に、純文学は読みません。
高校時代はそれなりに読みましたが、社会人になってからは、殆ど読んでません。。
専ら、ここ20年位は、国際政治経済関係の本と、社会派のノンフィクションばかりですねえ。。。

ただ、先日、仕事の途中で、東京駅の八重洲ブックセンター前を通り掛かった時に、店の前に山積みになっていたので、つい衝動買いをしてしまいました。(笑)
村上春樹作品は、実は、初めて読みます。
(氏の代表作「ノルウェーの森」も読んだことありません。)

で、タイトルからして怪しい、「色彩を持たない多崎つくると、彼の巡礼の年」ですが、小難しい事は兎も角、面白かった。

兎に角、情景描写が素晴らしいと思った。
さすが、素人レベルではない描写力だと思った。
物語の展開は、特に、目新しい事もなく、淡々とした主人公の日常生活の中で進みながらも、一気に読ませる面白さがあります。
小説は、面白いことが一番であり、分析を加える様なものではないでしょうね。
という事で、「純文学に付き、書評はなし。」とします!!!

兎に角、爽やかな読後感を与える作品だと思うし、所謂、「癒し」機能があり、読み終わった後は、豊かな気持ちにもなれます。
1800円を払って、読む価値がありと判定します。(笑)
落ち着いたら、氏の代表作、「ノルウェーの森」と「IQ84」も読んでみようと思います。
一押しです!

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