2014年4月6日日曜日

【週刊貴公子】 75年前の第三帝国のポーランド侵攻が、デジャブする!

しばらく前の話ですが、駅のキヨスクで、「歴史人」と言う月刊誌(株式会社ベストセラー発行)の、「ヒトラーとナチスの真実」と言う特集号が売られていたので、速攻で購入しました。

大学教授等の複数の研究者が、テーマ毎に、ドイツ第三帝国の事を記載しており、読み応えがあり、読み切るのに時間が掛かりました。


貴公子が、興味を持ったのは、第一次大戦後に生まれた、ドイツワイマール共和国での「史上最も民主的な憲法」と言われた、ワイマール憲法施政下で、ナチスが生まれた経緯について述べた部分です。


下記サイトからは、まだ購入できる様なので、興味がある方はどうぞ!


http://www.rekishijin.jp/magazine-20131121/




上記の本を読んだ後に、貴公子が愛読する、週刊現代のサイトに、元外交官の佐藤優が、アップしたロシアのクリミア併合に関する分析記事も読みました。

これは、これで、読み応えがあります。


>プーチン大統領が、3月18日にクリミア半島の併合にあたって行った演説は、驚くべき内容でした。
>ロシアは自国の力を過大評価している。それどころか、一方的に国際秩序を変えられる、そう信じている
>としか思えません。(中略)
>現在の状況は、ちょうど100年前、第一次世界大戦直前の1914年によく似ている。ハンドリングを誤ると、>戦争になりかねません。

両方の記事を読んで、思うのですが、今回のロシアのクリミア侵攻は、佐藤優が言う様に、1914年に似ていると言うよりは、1939年9月の、ドイツ第三帝国のポーランド侵攻に、酷似していると思いますね。
ロシアは、「クリミアに住む、ロシア系住民の保護」を口実に侵攻したが、第三帝国も、「ポーランドに住む、ドイツ系住民の保護」を口実にしております。
正に、75年の月日を経て、完璧なまでに状況が一致しております。
また、プーチンもヒトラーも、酒もたばこもやらないと言う、奇妙な一致もありますね。
因みに、国を挙げた禁煙キャンペーンを、世界で初めて行ったのは、ヒトラー施政下の第3帝国だそうです。

ただ、痛いのは、佐藤優の記事にも書かれている様に、「アメリカ人よ、あなたがたはアメリカ建国の時、民族自決権にもとづいて独立を宣言したのではないか? なぜクリミアが独立を宣言してはダメなのか?」とプーチン大統領が言っている事です。
この発言は、異常なまでの説得力がありますね。
残念ながらですが。。。。

兎に角、1939年当時の国際連盟が全く機能していなかった様に、
相変わらずですが、2014年の国際連合も全く、機能しておりません。
因みに、国連の運営資金を一番供出しているのは、ダントツで、我が国日本な訳で、正に虚しいですね。
アメリカと日本で、運営資金の7割を出している訳で、日米で国連を脱退し、新国連を作るべきかも知れませんねえ。

0 件のコメント:

コメントを投稿