2014年5月14日水曜日

再度、はっきり言います。 早慶は学術研究機関ではない!

理研の小保方事件は、うんざりしますね。

日経の記事です。→ スター誕生の裏側 小保方博士と理研の迷宮(中)
日経にしては、ふざけないで、一生懸命書いたと思います。

(下記は、抜粋)
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理研の30代を中心とする若手研究者は、急激に膨張する科学技術予算が産み落とした「科学技術バブル世代」と言える。
それは、小保方の歩んだ軌跡と重なる。
ゆとり教育が始まった80年代に生まれ、2002年、早稲田大学理工学部のAO(アドミッションズ・オフィス)入試の1期生として入学。そのまま、早大の大学院に進学する。
折しも、91年から文部省(現文部科学省)が進めた大学院重点化施策(通称「博士倍増計画」)によって、大学院生が10万人から26万人に急増していた頃だった。そのため、国立大学でも博士課程の大学院生の定員を埋めきれない時代が到来した。
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記事では、大学院の事ばかり書いているが、学部レベルでも同じ事です。
AO入試と言えば聞こえは良いが、要は、一芸入試です。
どことは言いませんが、某中堅私大では、「けん玉チャンピオン」と言う人が、「けん玉実技」と言う一芸だけで、入学したりもしております。

各大学は、定員を埋めるために、あらゆる手段(某大学では、自己推薦とか訳の分からない手段)を使って、学生をかき集めているのが現状です。

小保方氏も、そうした企業(早稲田大学)の営業活動に嵌り、一芸(多分、スポーツ推薦)で入学し、大学院進学の際も定員枠を埋める為の「お客様」として、コピペ技術を駆使し、入学したわけです。
そして、研究者としての基礎教育も受けないまま(多分、放置されていたのでしょう。)、卒業し、「なんちゃって博士」になってしまった訳です。

私大にとって、学生をかき集めるという「営業活動」は必須だし、ある意味、「授業料さえ払ってくれれば、誰でもいい。」と言う面もある訳であり、彼女自身も、「お客様」として、早稲田で優遇されていた(甘やかされていた)訳です。
そうであるのに、今更、「研究者として基礎ができていない。」とバッシングされても、小保方氏本人も、正直、困るでしょうね。
小保方氏本人も、利益重視のマンモス大学機構の被害者とも言えますから。。。。
ある意味、小保方氏には、同情しております。

まあ、貴公子は、慶應大学の経済学部卒業で、母校への愛着はありますが(愛はないが)、早慶を、「学術研究機関」の如く捉える、世間の誤解は解きたいと思います。
慶應の在学生Rさんから、貴公子の慶應に対する過去記事に対し、反論メールを頂きましたが、申し訳ないが、この考えは揺らぎません。
繰り返し言いますが、「早慶は、学術研究機関ではないし、そうなり得ない。」と言い切ります。

このブログは、(おそらく英語系記事からの誘導でしょうが)大学受験生にも広く読まれている様ですので(笑)、厳しい事をあえて言います。
「学識で生きてゆくつもりなら、東大京大以外では、無理です。」
早稲田とか慶應に、何とか入学した人(貴公子もそうだが)が、「学問に生きる。」とか宣言しても、誠に申し訳ないが、痛々しいだけです。
そういう風に、早慶はできておりません。

ただ、かと言って、虚無的になっている訳でも、投げやりになっている訳でもありません。
早慶は、「ビジネスパースン養成予備校」としては、極めて有効に機能している様であり(学術研究機関ではないけど)、それはそれで、重要な存在意義はあるかと思います。
よって、「学問を修める」のではなく、基礎ビジネススキル(語学、コンピュータースキルとか)を身に付ける事に、重点を置いて、貴重な大学生活を過ごして欲しいと思います。
それはそれで、非常に重要な要素であり、心から、賛美したいと思います。
Rさんにも、頑張って欲しい。。。。

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