2014年6月14日土曜日

会社の品格! ~ これが現在の会社のキャパなのか??? そして貴公子への転部命令!

突然ですが、現在、貴公子が勤務している会社は、日本企業ですが、それなりに海外にダイナミックに事業展開し、全世界では数千名からなる、かなり専門性の高い技術者集団を抱えるGlobal企業です。

仕事自体は基本的にハードだし、それなりの国際コミュニケーション能力も当然、必要とされておりますが、それ以上に、「折れない心とか、諦めずにやり抜く精神的なタフさ」が必要とされていると、
入社満10年を超えた今は、感じております。

一方、待遇ですが、年収3千万プレーヤーがごろごろいると言う様な、欧米系投資銀行みたいな訳には、勿論、行かないですが、それなりだと思っております。
貴公子は、日本本社の中堅管理職として、我が国サラリーマンの平均以上の福利厚生を享受しているととは思っております。

そんな会社ですが、ここ5~6年、30代中盤位で一番転職市場で人気のある様な世代の人間が、ポロポロと退職してゆきます。
離職率の非常に低い会社ですが、貴公子の知る限り、ここ5~6年で、10名位の30代中盤位の若手が退職していっております。
誠に残念であると同時に、会社全体にとっても損失です。
この10名の共通点を挙げるのならば、全員が全員、「我が国が誇るベスト&ブライテスト」と言っても良い様な、超優秀人材であることです。
全員が全員、「東大京大の理系院を非常に優秀な成績で卒業し、学部時代は大学体育会の主将レベルを勤める文武両道な学生でもあり、新卒で当社に入り、その優秀さのゆえに、入社一年目から重要な仕事を任され、海外勤務を含めたOn the Job Trainingを特別に施され、特別に大切に育てられて来た様な人材」です。

そう言う人材が、新卒入社10年目位で、ポロポロと退職してゆきます。
逆に、こうこうした超優秀な人材以外は、基本的に残っております。
(何しろ、離職率の低い会社ですから。)
因みに、彼らの転職先の多くが、国内の超一流商社か欧米系コングロマリットですね。

今週も一人、とても優秀な人材が、一人辞めていくことになりました。
彼は、非常に礼儀正しい人間でもあり、貴公子ともよくおしゃべりをする人間でした。
(部署は違いましたが。。。)

思うに、超優秀な人材こそが、10年目を境に、ポロポロやめてゆくという現象を、当社は厳しく見つめ直さないといけないでしょうね。
「一体、どこに問題があるのか?」と。

貴公子の推測ですが、彼らは入社以来、がむしゃらに働いて、世界中を飛び回ってきたが、
入社10年目になって、考えるのでしょうね。
「本当に、これが正しい生き方なのであろうか?」と。。。。

逆に言えば、当社には、こうしたベスト&ブライテストを魅了し続ける魅力が、会社全体にないと言えるのかもしれません。
キツイ言い方をすれば、会社の格(品格)が、彼らにとって、矮小なのかも知れません。
彼らの知的好奇心を満たす、何かが足りないのであろうとは思います。
それは、当社のキャパが、彼らの知性や好奇心に追いついていない事の証左かも知れません。

兎に角、彼らの退職は、会社全体にとっての大きな損失です。
先週、退職する事になった30代中盤の男は、特に優秀で、会社の上層部も本当に、ショックを受けている様だし、実際に会社の直近の業務にも影響が出てくるでしょうね。

そんな中で、貴公子に、突然、転部命令が発令されました。(先週末の事です。)
要は、「彼の穴を埋めろ!」との事です。
と言う訳で、16年の長きに渡り、携わってきたIT業務から急遽離れ、来月から海外事業部門の最前線部隊で、Globalオペレーションに従事する事になりました。

ITエンジニアとして、途中入社して満10年後に、当社の命運を握る最前線部門への転部を光栄に感じるべきなのかも知れませんが、同時に緊張感もみなぎっております。
言ってみれば、後方支援部隊から、最前線で戦い敵地に侵入してゆく海兵隊特殊部隊への配転属の様なものだと思っております。

まあ、ITには、またエンジニアとして、戻って来たいとは思います。(ITは好きですから。)
しかし、今は会社全体の業績向上に、直接的に貢献すべき時期かも知れません。
それにしても、今回の人事異動の前に、複数の役員から、「探り」の様なものが入りましたが、USCPAのブランド力は、強烈ですね。
今まで、口も聞いたこともない役員が、真っ先にUSCPAの話題を振りながら、話しかけてきます。

USCPAとしては勿論、国際ビジネスマンとして、真価を発揮すべき次期なのかも知れません。
これから数年は、国際ビジネスマンとしての未来が掛かる様な時期でありますが、同時に、過去の生き様さえも査定される様な時期ですね。
(ずっと、真の国際ビジネスマンを目指して、自分なりに努力して来ましたから。)
言ってみれば、未来と共に過去の自分も賭ける様な、重大時期となりますね。
必然的に無理も必要になるでしょうが、心の余裕を忘れない様に、頑張ります!

貴公子ブログは、新たなステージへと向かうかも知れませんねえ。(笑)

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