今年の芥川賞の受賞作は、お笑い芸人の又吉直樹氏が受賞し、ちょっとした話題になっております。
貴公子も、文芸春秋誌で早速、読みました。
率直に、面白かったです。
まず、貴公子の大好きな季節である晩秋の描写が多かったが、そうした季節描写が丁寧になされており、好感が持てました。
それに、芸人世界が非常にリアルに書かれており(著者自身が、有名芸人なんだから当然だが)、好奇心が刺激されると言う意味で、大変、興味深かった。
最後の方で、主人公の漫才コンビが解散する時の最終公演の様子がリアルに描かれていたが、ここは感動的でしたね。
それと、若手芸人の切実感がリアル過ぎて、泣けてきました。
「あの頃、満身創痍で泥だらけだった僕たちに対して、やっぱり満身創痍で、全力で微笑んでくれた。」と言う記述は、心に突き刺さりましたねえ。。。
兎に角、面白かったです。
次作にも期待します。
因みに、同時受賞したスクラップ・アンド・ビルドですが、まだ読んでおりません。
近々、読みます!
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