2015年8月24日月曜日

カネとプライドについて。

タルムードの格言です。

>金をなくしても、何も失わない。誇りをなくせば、多くを失う。 勇気をなくせば、すべてを失う。

貴公子が大好きな言葉です。
全くをもって、その通りであり、たかがカネとは言わないし、カネの大切さはよく理解しているつもりであるが、誇りや勇気に比べれば、取るに足らないモノです。

ただ、逆説的に聞こえるかも知れませんが、貴公子は、あまりプライドの高い方ではありません。
「納得しなければ、俺は絶対に頭を下げない。」とか言う人は、この世に多いが、貴公子は、頭を下げたり、謝ったりすることで、物事がスムースに進み、目的が達せられるのならば、全然、余裕で頭を下げます。(笑)
その意味で、誇り高き男とは言えないでしょうね。
とは言え、「ここだけは譲れない!」と言うものは、勿論、人並みには持っており、今、正にその時期に差し掛かっておりますがね。

まあ、カネはもちろん大事だが、誇りや勇気は、それ以上に大切ですね。
改めて、そう思います。

さて、中国バブルがとうとう崩壊し、世界経済は大混乱に陥っておりますね。
たかがカネだが、されどカネであり、貴公子も勿論、状況を注視しております。
今回は、一体、どこまで行くのであろうか???

思うに、株式市場は非情ですが、同時に、自己責任による賭場でもあるので、負けた人に同情する気は全くありませんが、こうした株式暴落局面で、個人投資家は辛いですね。
因みに、貴公子は、数か月前に、持ち株を殆どすべて売却しており、今持っているのは、株主優待目的で持っている、吉野家とすき屋だけです。
吉野家は、購入価格の2倍となっておりますが、この2つはしばらく売るつもりは無いですね。


兎に角、ちょっと洒落になっていない、世界経済の崩壊ですが(オイル安だし。)、貴公子はあくまでも前向きにやってゆく所存です。






2015年8月23日日曜日

【週刊貴公子】 歴史が動く!

世界の政治も経済も騒々しいですね。
特に、極東アジアが。

中国では、天津で化学倉庫の爆発があったばっかりですが、今日は山東省でもあった様であり、単なる事故ではなく、何か政治闘争の臭いを感じます。
先週は、主要30国のすべての株価指数が下がり、米国株、中国株、日本株あたりの下げは、特にキツク、心配しております。

その上、この度の週末に掛けて、急に緊迫化した朝鮮半島情勢は、北も南もお互いに引けない所まで達しており、今度は本当に冷戦が熱戦になりそうな感じです。
CNNの記事はこちら。The real danger with North Korea
中国まで軍隊を、北朝鮮国境付近に移動させているとの報道もあり、第二次朝鮮戦争が現実化するかも知れません。
勿論、集団的自衛権を議論している今の安倍政権には、この極東アジアの緊迫化は、正に千載一遇のチャンスであり、この危機に乗じ、一気に、集団自衛権は可決されそうな勢いですね。

また、オイル価格の急低下により、世界経済が止まり掛けております。
石油価格が高い事が、如何に世界経済に重要であるかを、ここ数か月で痛感したりもしております。

全く予断が許さない国際情勢になっており、特に世界経済の行く末を懸念しております。
貴公子は、「自分は、こんな情勢な中、どう動くべきか?」と考えながら、この週末を過ごしました。
兎に角、2015年は、一刻の予断も許さない、世界史上、決定的なポイントとなる年かも知れません。

固唾を呑んで、見守っております。

2015年8月13日木曜日

15年前の100円マックの因果応報!

読売新聞の記事です。

マック中間決算、深刻な客離れで262億円赤字

>日本マクドナルドホールディングスが12日発表した2015年6月中間連結決算は、
>売上高が前年同期比29・5%減の852億円、税引き後利益が262億円の赤字
>(前年同期は18億円の黒字)で、中間期としては01年の上場以来、最悪の業績となった。

私自身、マクドナルドは嫌いではないので、たまに食べるのですが、前年同期比30%減の売上高と言うのは、強烈ですね。
最近のマックは、値段も普通に戻したので、ビックマックセットかなんかを普通に食べると、700円位はします。
その意味では、「普通の値段」なので、絶対値として、高くは無いのですが、15年前から数年前まで、続いていた100円マックを知る貴公子世代にとっては、700円と言えば7倍ですから、「高すぎる。買う気にならん。」となる気持ちも、良く理解できます。

これが、ブランドの怖さですね。
つまり、「マックは安い!」と多くの人の頭に刷り込まれているので、700円と言う普通の金額が、「マックのくせに、高すぎるぜ!」となってしまう訳です。
ユニクロが、50万円のエルメス同等品のバックを作っても、誰も買わないのと同じですね。

まあ、貴公子は今、自家用車の買い替えを考えており、Mazdaで非常に気に入っている車種があるのですが、250万円と言う、普通車としての「普通の金額」が、「Mazdaのくせに、200万円を超えるかよ!」と思ってしまうのと同じです。
なんてたって、「マツダ車=安い」と、貴公子世代は、刷り込まれているので。

まあ、ブランド戦略って、難しいですね。

2015年8月10日月曜日

サラリーマン社長の限界か?

日経の記事に面白いのがありました。韓国財閥、きしむ世襲経営 創業一族に冷めた視線
(以下、引用)
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なぜそこまで世襲にこだわるのか。ある大企業幹部は「韓国ではオーナー経営者でないと信頼されない」と説明する。迅速で大胆な意思決定、石にかじりついてでも成功させるという責任感――。韓国が最貧国から「漢江の奇跡」と呼ばれる経済成長をなし遂げ、先進国になったのは、オーナーの強力なリーダーシップによるところが大きい。
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上記の記事では、世襲経営をネガティブに捉えているが、東芝問題をまじかに見ている日本人には、耳の痛い話でもありますね。
東芝の粉飾決算は、要は、所詮、サラリーマン社長だから起こりえた事象なのでしょう。
結局、自分の任期だけ問題を先送り出来て、自分はしっかり退職金を貰えれば良いと言う事なのでしょうね。
あまりにも、単純で無思考で、無責任ですなあ。。。
まあ、東芝固有の問題と考えたい気もあるのですが、サラリーマン社長の限界と言う気もしております。

その意味で、別の問題はあるにせよ、オーナー社長は、少なくとも、「問題の先送り」はしませんね。
そう、「石にかじりついてでも成功させるという責任感」と言うのは、オーナー社長の大きなアドバンテージです。
オーナー企業、悪くないかも知れませんねえ。。。







2015年8月8日土曜日

終戦70年を迎えて、民族のDNAを考える。

終戦70年を迎えるに当たり、各種報道では、太平洋戦争特集が組まれております。
今の今、特攻作戦に関するドキュメンタリー(NHK)を見終わりました。

特攻に関しては、色々と言われるが、この番組では、「米軍に手痛い損失を負わせ、その後の講和条件を有利にしようとする、『一撃講和』の手段として、特攻作戦が用いられた。」との論理を展開しております。
そうなのかも知れませんね。
当時の軍の高官が考えたロジックとしては。

合理的なロジックだと思うし、そうせざる得なかった理由も理解できない事もないが、決定的な一点が、この特攻作戦には欠けていたと思う。
それは、「部下の若者を想う心」でしょうね。
端的に言えば、「論理的かつ合理的だが、心がない。」と言えるでしょうね。

翻って、現在の東芝の粉飾問題を眺めると、日本社会の上意下達の雰囲気と言うか、「部下想いの真のリーダーを育めない。」と言うのは、民族のDNAなのかも知れませんね。
日経に、面白い記事が出ておりました。
>経営陣は実現不能な目標を設定するだけ。あとは「従順」や「忠誠」を代名詞とする日本の
>企業文化に任せておくだけでよかった。そこではヒエラルキーの下層にいる人間たちが
>上からの言いつけを死に物狂いで実行するのだから。

東芝の上層部は、ふざけた目標を掲げるだけで、後は、「俺は、不正処理を指示していない。」との責任転嫁に終始しております。
勿論、上層部は、情に流されてはダメだし、時には冷酷な判断も必要である事は理解するが、我が国の問題として、上に行けば上に行く程、「情を排し、冷酷になり、部下を酷使する事がカッコいい。」的な発想があると最近、感じております。
「21世紀は、心の時代だ。」と、20世紀の終わりに多くの評論家が言いましたが、殊、日本に至っては、本当の意味で、何も変わっておりませんね。


まあ、批判精神のない部下も問題だが、それ以上に、東芝の上層部には、「部下の立場を思いやる心」がありませんね。
要は、「保身の為に、部下を利用し、踏みにじり、最後は自分だけ逃げた。」と言う事です。
問題なのは、こうした上層部に対して、東芝社員も、東証も、検察も誰も怒りを感じずに、「まあ、世の中、そんなモンでしょう。」的な「変な虚無感」が、世間に蔓延している事です。


そんな事を考えながら、週末の夜を過ごしております。

2015年8月2日日曜日

日本は、やはり凄い!

自動車免許証が見当たらないので、日曜日の今日、3~4時間、探していたのですが、やはりどうしても見つかりませんでした。

日曜の夜に諦めて、近くの交番に紛失届を出しに行ったのですが、若い警察官が、とても親切で、1時間近く、方々に電話を掛けて、最終的には、見つけてくれました。
(となりの地区の警察署に、紛失物として届いていた様です。)

正直、驚きです。
事務的に、免許証の停止と再発行手続き方法を教えてくれる位だと思っていたのですが、1時間近くも、不注意な貴公子の為に、貴重な時間を割いてくれたことになります。

これだけ親切ならば、今後、貴公子は、税金が高い事に二度と文句を言いません。笑。
日本の官僚機構と言うか、日本の国の底力は、この「親切さ」にあるのかも知れません。
一つだけ、提案させてもらえば、交番の若い警察官が方々に電話をして見つけたが、あの辺をデータベース化して、交番ネットで共有すれば、一発検索で、1分で所在が分かるでしょうにとは思います。

兎に角、今回は、感動を通り越して、この国の底力を感じました。
この国は、やはり凄いです。

ところで、週末は、時間もあったので、新作Hollywood MovieのTerminator 5 を見に行きました。
4DXとか言って、3Dの上の概念なのですが、4DXスペシャルプライスの3200円/人 を払ってもあれは体験する価値ありです。
画面に合わせて、椅子が動いたり、水しぶきが散ったりするので、臨場感がこの上、無いです。
映画も、こういう風に進化するのですね。
こちらも、感動しました。