2016年1月20日水曜日

技術革新は、人間を人間らしくする!

またもや、夜行バスで大きな事故が起きてしまいました。

こういう事故が起きると、いつも運転手に同情してしまいます。
貴公子は、乗用車運転歴20年以上ですが、乗用車でも深夜の見知らぬ道での運転は、本当に神経を使います。
ましてや、雪の降る凍結した道で、睡眠不足の状態で、尚且つ、大型バスでの運転は、本当にキツイと思います。

毎日新聞の記事にこういうのがありました。
→ 貸し切り夜行バス「睡魔との闘い」「低賃金」
>到着してから次の運転まで仮眠時間は8時間確保されている。しかし昼夜逆転の
>不規則さのため、仮眠スペースでは熟睡できないことも多く、帰り道はいつも睡魔
>との闘いになる。

貴公子はこう考えます。
科学技術は、今まで、多くのキツイ仕事を人間から解放してきました。
工事現場のシャベルカーやブルトーザー、工場のオートメーションは言うまでもありません。
貴公子的に印象深いのは、20年前では普通であった鉄道駅での切符切りの駅員の超キツイ仕事が機械で代替され、駅員は自動改札機の管理者となった事です。
(新宿駅の切符切りの駅員は、見ていて気の毒だった。)
IT技術は、証券市場でのいわゆる「場立ち」に取って代わったし、お客さんへの手紙書きと配達と言う超肉体労働でさえからも営業マンを解放しました。
最近は、危険とキツさの象徴である深夜の警備業も、ドローンをはじめとするマシンにとって代わりつつあり、人間は管理者となりつつあります。
この様に、科学技術の発展が、如何に人間を過酷さから解放するかに関しては、枚挙にいとまがありません。
(戦争をマシンにやらせるのは、倫理的にどうかと思いますが。)

翻って、深夜バスやトラックの運転です。
テスラモーターが自動運転技術を昨年10月のV7ソフトウェアで実装しました。
運転手不要の完全自動運転ではないですが、上の動画を見る限り、かなり楽に運転できる様にはなります。
自動運転に関しては、Teslaを始め、世界中のメーカーが予定以上の進捗スピードで進めており、2020年までには完全自動運転が可能になるとの予想が専門家から出されております。

こうした技術の進歩が、一刻も早く、大型バスやトラックにも適用され、多少でも運転がラクになって欲しいと切に思います。
(深夜バスの運転手が、コーヒーを飲みながら、気楽に運転状況をモニターすると言う位には、1年も経たずに到達できる技術力は既にありますから。)
「技術革新は、人間を人間らしくする!」と最近、感じております。
貴公子は、テクノロジーサイドの人間として、この面から社会に貢献したいですね。

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