2016年4月1日金曜日

余りにも浅薄な経営観だ!

愚の骨頂とはこのことですね。

日清食品に関する読売新聞の記事です。
→ 株価上がれば豪華社食、下がれば冷凍みかんに

>「株価連動型社員食堂」と銘打ち、自社の株価が上がれば豪華な食事を味わえるが、逆に下が
>れば質素なメニューに格下げとなる仕組みだ。

はあっ~~~。
って言う感じの記事ですね。
2001年に破綻したアメリカ大手エネルギー会社のエンロンを思い起こします。

エンロン社内には、株価ボードが置かれ、自社の株価がリアルタイムで表示されていたとのことでした。多くの幹部社員はストックオプションで自社株を保有しており、結果として、それが粉飾決算を誘発し、2001年に突然倒産しました。

エンロン倒産は、当時は、大騒ぎでエンロンショックと言われました。
現在、東芝の粉飾決算問題で、多くの企業が襟を正している中でのこの日清食品の時代錯誤の株価重視姿勢ですから、失望します。
株価は、普段の業務を着実に遂行する中で、自然に上昇するものであり、株価を上げることを目的にした企業は、直ぐに腐敗し、倒産してゆきます。

浅いですよ、日清食品!
1980年代の金ピカのバブル時代を彷彿とさせる、あまりにも浅薄な思想です。
思想がなく、テクニカルに走る企業は危険極まりないです。
遊びのつもりでやっているのかも知れませんが、これは「禁じられた遊び」です。

合わせて読みたい! → 思想がないから、経営不祥事が起きる!

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