2016年4月4日月曜日

白河の 清きに魚も 住みかねて もとの濁りの 田沼恋しき

意味をご存じない方は、こちらをどうぞ。
http://detail.chiebukuro.yahoo.co.jp/qa/question_detail/q12101861867

要は、「潔癖過ぎる世の中は住みにくい。」と言う意味で、江戸時代後半に庶民の間で流行った川柳です。

最近は、芸能人とか電波芸人の不倫で大騒ぎですね。
しかし、一般人の価値観から外れているからこそ芸能人なのであり、その意味で、芸能人が不倫するのは、「普通のこと」であります。
世間もそれを、「まあ、しょうがねえなあ。」と眺める風潮がちょっと前まであった筈なのに、今は、一般のニュースサイトまで大騒ぎですから、まあ住みにくい世の中になりました。
ついでに言えば、プロ野球選手の賭けマージャンとか仲間内での賭けゴルフもタブーとなっておりますね。

しかし、浮いた噂が絶えない芸能人だからこそ、視聴者も面白がって見ている訳であり、仮に品行方正な優等生芸能人なんかがいたとしても、面白みがないし、第一、人気も出ません。
「凄い無茶するなあ。。さすが芸能人!」みたいな憧れを一般人が持つからこそ、あの稼業は成立する訳で、あの世界に一般社会の道徳観を持ち込むのは、ちょっと狭量だと思う。

また、プロ野球選手の仲間内での賭けマージャンって、問題ですか?
貴公子は、マージャンはやらないけど、大の男が、オレンジジュースを賭けて、マージャンするわけ無いじゃない。
貴公子の学生時代では、大学生は、みんな賭けマージャンをやっていたし、バイト代わりに雀荘に入り浸り、サラリーマン相手に高レートマージャンをやって、学費を稼いでいた猛者もおりましたねえ。。。

世の中のいちいちが、杓子定規に白黒をつけたがる世相であり、疲れます。
最近のデジタル化する社会風潮に辟易としております。

そうかと思うと、日本のテレビ番組は、料理番組とか旅番組とかの見ていて気楽ではあるが、何のメッセージ性もない番組ばかりでありますね。
テレビ番組を見て、考え込むようなことも最近は、一切、なくなりました。毒にも薬にもならないし、誰が見ても文句の付けようのない、優等生番組ばかりであり、「テレビ局は、一切の論争から逃げている。」と思っております。

新聞かテレビのどこかで、「確かにプロ野球選手の野球賭博は問題だが、仲間内の賭けマージャンとか賭けゴルフは全然OK。何が問題かわからない。」と言った報道が出ることを期待していたのだが、「ギャンブルはいけません。」と言う建前記事ばかりです。

何だか、みんながみんなで結託して、優等生を演じており、疲れますね。
貴公子は、田沼が恋しいです。

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