2016年5月25日水曜日

我が国は、技術革命後の世界で生き残れるのか?

本日の日経の記事です。
貴公子が深く尊敬するEron Musk氏のTesla Motorの記事です。
→ テスラCEO、「製造業」宣言の意味 

>だが市場がテスラを評価するのはEV参入で具体的な結果を出しているからでもある。派手な
>プレゼンテーションに隠れがちなテスラの戦略を、そろそろ自動車メーカーも真剣に分析した
>方がよさそうだ。
(中略)
>米フォード・モーターの創業者、ヘンリー・フォード氏がベルトコンベヤー方式による大量生産
>を編み出したのが1913年。製造業の生産性は格段に高まり労働市場で熟練工の価値を薄め
>た。それから100年。起業家マスク氏の「製造業」宣言は、言葉以上に重たい問いを製造業に
>投げかけている。

シャープや東芝、ソニー、パナソニックの例をみるまでもなく、凄い勢いで時代は動いております。
特に、既存の自動車産業は、前門の虎(電気自動車の出現)と後門の狼(人工知能を使った自動運転)に挟撃されており、既に地殻変動が起きております。
既存の完成車メーカーは、全く安心できないのですが、どうも危機感に欠けている様にも見えますねえ。

勿論、自動車業界だけではありません。
いわゆるFintech技術(Finance X Technology)の出現に、Blockchain技術が相俟って、証券業務とか海外送金業務等は、浸食されてきております。
投資コンサルタント等は、既に人口知能に置き換わりつつあるし、弁護士業務さえも米国では人工知能が幅を利かせ始めております。

恐ろしい勢いで、産業構造が変わっております。
Industrial 4.0とか言われておりますが、「技術革命」と言い切って、良いレベルですね。


そして、Blockchain技術も調べれば調べる程、無限の可能性があります。
今、読んでいる本です。(ORaillyから出ている、Blockchainと言うタイトルの英語本です。)
100ページ強の本ですが、外部リンス先のURLが沢山、紹介されており、そういうのにアクセスしながら、進めているので、2週間で50ページ程度しか読めておりませんが、まあ色々な実用例がありますね。
こういう本を読んでいると、アメリカの最新技術への貪欲さを痛感します。
貴公子は、現在、仕事でBlockchainを扱っておりますが、事業パートナーとするのは、やはり日本のBlockchain専門企業ではなく、米国の専門企業とすべきでしょうね。
新技術に対する意欲が、桁外れですね。

まあ、上記の自動車産業の話もそうですが、日本人は、最新技術に対して、まず否定から入るので(Securityは?とか、法規制は?等)、どうしても出遅れてしまいます。
Blockchainが侮れないのと同様に、テスラの電気自動車やGoogleの自動運転も侮れません。

我が国も、早く古い考え方を捨てないと、ますます沈んでゆきます。
少し我が国経済全体が、最近は心配になってきております。

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