2016年6月9日木曜日

【ザ・呑み会】 座禅が必要なのは貴公子なのかも。。。

旧知のC氏と半年ぶりに、サシで呑み会がありました。
場所は、諸般の事情で、湾岸エリア月島のイタリアンレストランのカウンター。

C氏は前職の会社の同僚で、年齢は大体同じ位です。
機械工学のスペシャリストで、若いころは、あのGeneral Electronicsに勤務していたとの事です。

4年前に貴公子の前職の会社に三顧の礼を持って、信じがたい好待遇で迎えられたが、1年強で退職し、ヨーロッパの機械メーカーの技術営業マネージャーに転職し、今は、回りまわって、日本法人の社長に収まっております。
しばらく、仕事の話をしていたのですが、途中で随分と、C氏が精神的に不安定な感じを受けました。
やたら、早口だし、大きな声で話すし。。。

貴公子 「あのさあ。。。率直に言って、精神的に不安定な様に見えるけど、最近、何かありました?」

C氏 「分かりますか。実は、日本法人社長とは言え、その過程でかなり曲折があって疲弊しました。実質的には、子会社の子会社の社長に何とか収まったと言った感じです。正直、その過程に疲れました。世の中の汚さみたいのを感じて、ちょっとブルーです。」

貴公子 「またまた。ふざけちゃって。。。。ビジネス界の醜い権力闘争ごときで、今更、ショックを受ける程、ウブじゃないでしょう。お互いに。。。で、本当の理由は?」

C氏 「嘘じゃないです。ただ、確かにそれは一部ですね。本当は、家庭問題が大きかった。」

貴公子 「離婚した?」

C氏 (驚愕した顔で)「どうして分かりましたか?」

貴公子 「だって、さっきから、家族の話を全然しないもん。余程、トロくない限りは察するよ。」

C氏 「そうですかあ。。。その辺が不安定に見える原因かも知れませんね。ただ、それが他人から見えてしまうのは、国際ビジネスマンとして恥ずかしいです。海千山千のプロと自負していたのに、俺も甘いですねえ。。。」

貴公子 「悪い事は言わないから、座禅を少しやってみると良いかも知れませんよ。俺も、心が落ち着かないときは、会社帰りに禅寺に行くし。それで、心が落ち着くんだよ。」

C氏 「座禅ですかあ。。是非、やってみたいですね。確かに10年前みたいに、積極性とか頑張りだけでは、越えられない壁にぶち当たる年齢になっているかも知れません。その意味では、我々の年齢では、ビンゴな選択かも知れませんねえ。。。」

そんな感じのしんみりした呑み会でした。
2時間とちょっとで、散会となり、その後、雨上がりの都心部をゆっくり自宅まで歩きました。
ヨーロッパ系企業の日本法人社長と言うポジションは、甘くないでしょうが、心を落ち着けて、頑張って欲しいと歩きながら、願いました。

まあ、貴公子も、都知事があんな感じだから、最近は筆が乱れております。
あんな風に、偉そうにC氏に言ったが、座禅で心を落ち着かせる必要があるのは、貴公子なのかも知れませんねえ。。。

慎まなければいけませんね。

【今夜の名曲】
水木奈々 ~ いい日 旅立ち (1978年の名曲のカバー)



同じく、水樹奈々 ~深愛



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