2016年12月15日木曜日

日本は貧乏である!

誰もはっきり書かないから、書きます。
先週末から中国上海に出張で行って来て、今度こそ、確信しました。

「日本は貧乏である!」 
そして、「薄給で長時間労働を強いる日本の労働環境は、世界に類を見ない悲劇である。」

ここ数年、アメリカは勿論、アジアの各国(中国、香港、ソウル)に行っても、明らかに物価が高いと感じます。
今回の上海では、会社の同僚とランチに行きましたが、ビジネス街にある「普通よりも、ちょっと高級程度の中華料理店」での会計は、6人で丁度1000元であり、日本円に換算すれば、17000円強でありました。(一人当たり3000円弱と言う感じです。)
勿論、ビジネスランチだから、アルコールは無しだし、沢山、食べた訳でもありません。

そうであるのに、中国人の同僚からすれば、「まあ平均よりも少しだけ良い程度なランチ」との事でした。
そして、スターバックスは、明らかに東京よりも高いです。
貴公子が日本でもよく頼む、抹茶フラペチーノのグランデサイズは、800円位しておりました。

そして驚愕すべきは、上海市内のマンション。
70平米程度の市内の普通のマンションは、確実に1億円超えだそうです。

10年前に上海に赴任していた時は、東京よりも安いと感じたが、今回は、確実に東京よりも高いと感じました。

そんな事を感じていたら、いい記事がありました。
【2016年版】ビッグマック指数の世界ランキングから見る日本の物価

>僕ら日本人の中にも、また海外の人の中にも、日本がお金持ちの国というイメージをもって
>いる人が多いんですが、もはや日本は経済が特別強い国ではありません。
>整理の仕方によっても変わりますが、概ね世界で25から30位程度といったポジションで、
>良くて上の下、あるいは中の上といったレベルです。

明らかに、日本は相対的に貧しくなっております。
20年前は、アジア各国は勿論、アメリカに行っても、激安に感じましたが、今や世界のどこに行っても高く感じます。

因みに、上海の社会人1年生の給与は、日本人のそれよりも若干低い様ではあるが、30歳くらいのサラリーマンになれば、年収数千万円もザラとのことです。

日本のサラリーマンの平均年収は、400万円強であるが、「あれだけ長時間労働して、精神的にも追い詰められて仕事をして、この平均年収」では、日本のサラリーマンは可哀想過ぎます。
上海のサラリーマンも、独身の20代は、徹夜続きをモノともせずに馬車馬の様に仕事して、スキル取得に励むが、30代になれば、残業もそこそこで、あまり激務はしません。

日本のサラリーマンの辛いところは、20代から始まる果ての無い会社人人生を送りながら、薄給である上に、10年後とか20年後になって、「キャリア」となる様なスキルを身につけていない事です。

確かに我が国の「おもてなし精神」は、世界的にも有名だが、これの本質は、「安い割にサービス抜群」と言う意味であり、裏には「薄給なのに根を詰めて働く日本人の奴隷労働」があります。

何だか日本のサラリーマンが気の毒になってきたし、日本と言う国の相対的地盤沈下を嘆きたくなってきました。

何だか、我が国は、色々な意味でどん詰まりですね。
経済は決して良くないし、周辺国にバンバン抜かれております。
我が国は、どうすれば良いのであろうか???

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