2017年2月8日水曜日

カルビーの成功は、我が国企業文化を変えると思う。

知り合いから薦められたカルビーの記事です。

会議なし、資料なし、会社に来る必要なし!/カルビー松本会長「ダイバーシティーが嫌いな会社に未来はない」

いきなり、下記の書き出しから始まります。

>ここ数年、好調に業績を伸ばし続けているカルビー。松本氏は、「僕はめったに
>会社に行きません。仕事の飲み会も行きません。できる限り無駄を削り、生産性の
>高い働き方を求めているからです」と前置きした上で、日本社会で働き方改革が
>なかなか進まない原因を次のように分析した。

中々、のめり込む出だしです。
と言うわけで、早速、会計士らしく(笑)、カルビーの財務データを調べました。



















素晴らしい業績です。
利益率が高いということ以上に、この規模の大会社で、毎年10%以上、コンスタントに売上げが伸びている事が、驚くべきことです。

>『仕事が終わったなら帰れ』といって、15時でも、14時でも、好きな時間に帰れ
>るようにしました。そして、無駄な定例会議も全部無くしました。僕自身は20年間
>ノーミーティングです。
>『会議なんて全部やめてしまえ』と何度も何度も言ってきました。

いいですねえ。
素晴らしい。

>僕が働き方改革を進めるようになってから、『松本さん、こんなことをやっていて
>はだめです』とクレームをつけにきたのも“男性管理職”でした。『在宅ワークなんて
>進めたら、絶対にさぼる奴が出てきます』と言ってきたのです。それで僕は言いま
>した。『きみは会社に来てさぼっている』と。さぼるならどこでさぼっても一緒。

ちょっと、この社長、暴君気味ですが、非常に合理的ですね。
確かに、「朝から晩まで、会議がびっしり入ってないと不安で溜まらない奴」と言うのは、どこの組織でも散見されるし、「朝早く来て、深夜まで会社に座っていることが、立派と考えている輩」がこの国には多過ぎます。

我が国政府は、月の残業を60時間で規制する方向らしいが、逆に言うと、そんな規制まで作らないと、「歯止め無く残業する日本人ビジネスマン」と言うのは、確かにM(マゾ)かも知れませんねえ。笑

日本と韓国以外の国のビジネスマンは、「絶対に残業しない。」と言うポリシーを持っているのに、この両国のビジネスマンだけは、「意地でも毎晩10時までは会社に座っている。」みたいな変なポリシーを持っております。

兎に角、色々と考えさせられる良い記事です。
御一読下さい。

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