2017年6月14日水曜日

暗号通貨セミナーの資料作成が大詰めを迎えております。

さて、月末の会計士協会での講演資料作成が佳境に差し掛かっております。
「今まで、折に触れて使っていた資料を流用すればいいだろう!」と簡単に考えておりましたが、1時間と言う講演時間や聴衆がテクノロジーサイドの人ではなく、会計士だと言う事を考えると、結構、大幅な改訂が必要なのでしょうね。
そんな事に、一週間くらい前に気が付き、睡眠時間を削って、頑張って書いております。笑
「今週金までに日本語版を完成させて、土日で英訳し、その翌週は推敲を重ねる。」と言うスケジュールを組んでおります。

そんな訳なので、下記のページを加える事にしました。
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1. Suicaの様な電子マネーとの違いについて。

Suicaを始めとした電子マネーは、現金を使いやすい形(データ)に変形したものである。
・ 運営者(Suicaは、JR東日本)が存在しており、そこで、現金を電子マネーに変換すると共に、明確な運営者が存在しており、彼らが管理をしている。
   → bitcoinには、明示的な管理者がいない。
・   あくまでも、少額決済用である。→ bitcoinは巨額決済可能。
・  単独通貨でしか使えない。→ bitcoinに国境はない。

2. Linepayとの違いについて。

Linepay は、プリペードカードでのチャージ等もあるが、基本は銀行口座間の振替です。
(対応銀行は、みずほ、三井住友、ゆうちょ、三菱東京UFJ他、地銀10行程度です。)
Linepayは、既存の銀行決済システムを利用したサービスに過ぎない。

3.  ビザンチン将軍問題

Blockchain技術を語る際に、避けて通れない、ビザンチン将軍問題です。
名称は、大げさですが、要は不誠実なユーザーがいると、システムがクラッシュすると言う技術的な問題です。
bitcoinは、ここを解決しております。

ここのサイトの説明が秀逸です。→ https://blockchain-jp.com/guides/549
>内部の複数メンバーで監視し合うシステム」「内部の複数メンバーで協力し合う
>システム」があったとしても、頭の良い反逆者や、複数の者が結託して不正を働こう
>とした場合や、何らかの事情で情報伝達がうまくいかなかった場合等に、メンバー間
>での合意が形成できない=ステムにトラブルが生じる可能性がある、というのが
>「ビザンチン将軍問題」です。

4. 改正資金改正法について。
20174月から施行された法律です。
このサイトが良く纏まっていると思います。

下記の観点が法整備されました。
・ 利用者保護の観点 (交換所に対する金融庁の管理強化)
・ Money Launderingの観点(交換所に本人確認を義務付ける)
・ 税法の観点 (仮想通貨の譲渡が非課税と明記)

5. 現状の国際送金手数料金について。

国際送金手数料の減額に対して、先進国を中心に努力がされているが、まだ高い。
Worldbankが発行しているRemittance Price Worldwideには、下記の記載があります。
>The Global Average remained stable at 7.45 percent in Q1 2017, 
>compared to the 7.40 percent recorded in Q4 2016.
 高すぎる!
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兎に角、完成したら本ブログにて公開します!

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